MBはユニクロにまともに喧嘩を仕掛けるのでなく、媚び売り商法でクレバーに立ち回るのもありという提案もしている。つまり、象に寄生しながら個人として生き残るために常に危機感を持ってフットワークを軽くし、空気を読んで転ばぬ綱渡りをし、最大限自分の能力を活用しようとしている。考え方としてクレバーというか隙がない。
彼が作った品物ということになると、裸にされるわけだから、彼が描く結果通りというわけにはいかないと思うが。だからこそ、ユニクロジーンズやゾゾスーツといった頭のいい人がこれはいけるぞと思ったものがこけることもある。生産ラインに乗せる前に、サンプル商品としてモニター反応を見るようなことをしないと、この先は大手と言えど致命傷になる。