昨今のコロナ禍で、帝愛ですら地下労働者にマスク着用義務やソーシャルディスタンスを徹底させてるっていうのにな。
原作の帝愛なら地下労働者の人権とか知ったこっちゃないんじゃね?とか
カイジ本編との時代の統合性はとか言われると……なおきです

【小田切】1日外出録ハンチョウ
地下労働施設C班班長。
カイジ本編ではカイジと大槻一味の対決の際に、中立の立場から審判を買って出るも
結果的に大槻の破滅の一因となったためか、本作では大槻のライバルとなっており、
大槻らE班と同様のぼったくり物販でペリカを稼いだり、
地上に外出した際にタブレットPCに映画をDLし、それを上映する「地下映画館」で大槻に張り合ってくる。
最も、ぼったくり物販は後に班長全員がやっていることになったりもしたが。
一方で、あくまで地上には映画のDLのためだけに出るせいか、大槻ほど遊び慣れておらず、
そこを大槻に突かれて、しこたま酔わされた挙げ句大槻に微有利な取引を成立させられたりもしたり、
映画上映など突飛な発想には定評があるが、結局は客(クズ共)のニーズを掴むのが上手い大槻に
上手いこと利用されたり、客をごっそり奪われて閑古鳥になるなど、随所で商才の無さが見えたりもする。
まあ結局こいつ自身、地下に落ちてきたクズ共の仲間には違いないしね。
むしろ地下で謎の人心掌握術と商才を発揮している大槻がおかしいんだけどね。

基本的には大槻とは不倶戴天の敵……のはずなのだが、
大槻同様に映画や漫画について非常にマニアックな知識を持って熱く語れる上に、
(ただし、大槻同様に「ネタバレ厳禁派」なため、話題の映画を如何に早く見て、
 そのネタバレをまだ見ていない相手にさりげなくささやくという陰湿なネタバレ合戦を互いに繰り広げている)
「ブルボン会議」や「班長麻雀」など、最近だと普通に仲がいいのでは?という描写も増えている。
ある話では、小田切が持ち込んだ「ロッキーシリーズ」のせいで地下労働者に空前絶後の筋トレブームが起き、
当初は便乗してプロテインやサラミを物販していた大槻だったが、
やがて刃牙シリーズばりに筋肉の肥大化した地下労働者達が、筋肉と共に態度もでかくなっていき、
筋トレをしていなかった大槻と小田切の肩身が狭くなってしまい、
やむを得ず自ら筋トレブームに終止符を打つという「共闘」をしたことがある(ただし数ヶ月ほどブームは続いた模様)