某悪徳宝石会社をクビになるキモ子その2

もう会社という組織には勤めたくない。2003年8月14日 TrackBack

明日でおいらは会社を去ることになる。
営業部長とか総務課長・係長など、いろいろと話したりして、きっとおいらはここには合わなかったんだろうなと。
あまりにキリキリピリピリギリギリなところでは、おいらでも窮屈になってしまうのだろう。
先週、平日で休みがあったので、渋谷のヤングハローワークに行ってみた。
おいらはもう一度自分の働く原点として、コンビニの店員としての道を考え、川崎と横浜のコンビニを経営しているところのふたつを紹介してもらった。
退職後に、電話連絡をして直接的に面接になるだろう。
もし決まならければ、おいらは一旦実家に戻るようになるだろう。部屋も綺麗にしてあるからと母が言う。
それから郡山でも仙台でも東京でも決めればいいじゃない、と言ってくれているのだが…。
退職後も一週間ほど、部屋にいられる猶予がある。でも懐を見てしまう。給料日が来なければ、きっと部屋も借りることは出来ない。

おいらは会社人間にはなれないんだなぁ。デスクワークとか、電話応対とか、もともとできるタチではないのだろう。似合わないと言うのか、似つかないと言うのか。
独創的なことのほうが、おいらには合うのかなぁ。
仕事先で原稿用紙を買いだめした。表現の中で生きるにはまだまだ難しいけれど。
でも、会社って難しいところだなと思う。
売り上げだけに走って周囲を見なかったり、一番になりたがったり、ましてやおいらのいたところは年功序列ではないから、その人の努力は分かっても、後味の悪い気持ちになることもある。
残業もまともにつけられない。一定時間を超えると怒られる、たるんでいると言われる、それなのにサービス残業撲滅と声高に言う矛盾さに、いつしかふてくされていた。
おいらの仕事は役所に出向く仕事だった。そこで見たものの中に『守ろうよ!ノーペイ・ノーワーク』という連合のポスターがあった。
それを見たときにため息が出た。「守られてないよなぁ」って思った。どこでもそうなのかな。周囲でもそのような話しを聞いたりするから。
残業代で稼ぎたいというわけではないけれど、そういう考えのものは要らないとバッサリ切られたが、会社の体裁とかネームバリューとかイメージなどを、そこまでして守りたいのかな。
外ではどんなにいい輝きを放っていたとしても、その奥の奥を除けば、不満分子や苛立ちが自然と含まれてくる。
見えないように見せないように繕っても、きっとそれはやがて大きいものとなってくる。
寧ろそのことを知らない方が、悪い意味でかわいそうだ。
いい会社も悪い会社も一緒くただ。名前ばかり突出して中身はドロドロ。自分の権限と体裁を守りたいだけだから。ふんぞりかえってりゃいいってもんじゃない。
どんなマニュアルを読んだって、実際に行動する人間が人間なら、何やったって…。
きっともう、おいらはこういった会社勤めは一生できないだろうししないだろうな。話に嘘が多いところも、ね。