「へへ、待ってたぜ。お前のことをよ。やっぱ俺独りじゃ、どうにも落ち着かねえ。
……さ、早く抱いてやってくれ。な?」

育てている子鬼の情操教育の一環として、節分の行事に取り組むモトスミ。
友人に借りた変装グッズに身を包み、鬼役として豆を投げられる準備は完了。
さぁ来いとばかりに身構えるが、子らは節分の縁起物を食べることに夢中のご様子。
半僧半俗、寺に捨てられた孤児達の子守歌がわりに経を口ずさみ、僧としての修行は身に染み付いているようだ。
世に追いたてられた者を手段を選ばずに匿い、育て、その咎を一身に受ける「役割」を持つ。
親子の繋がりをただの道具とする相手に対して、苦手意識を持つ。

赤ちゃん抱いてもいいけど抱かれてあんよあんよされたいわぁ♥