【特集】医療現場に立つ女性医師の現実 入試不正問題から見えるものとは


MBSニュース


35歳で男女の就業率に大きな差

厚生労働省の調査によると、女性医師の就業率は大学卒業1年目の25歳をピークに35歳になると男性医師と比べて10%以上も差が開く。これは、妊娠・出産や子育てによって仕事を継続できなくなる女性医師が多いことを示している。また、診療科別にみると、皮膚科や眼科は女性が4〜5割を占めるのに対し、
勤務時間などがハードとされる外科や救急は女性医師が極端に少ない。つまり、得点操作の背景には妊娠・出産で職場を離脱することなく診療科も偏りなく志望してくれる男性医師を病院側が欲しがっているという現実があるのだ。
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