事実と現実の区別が付かないから
そして現実を絶対不変の不文律だと思い込んでるけど
全部が全部そうとは言い切れないって事がわかっていないから

事実は事象だけど現実は事実に対して色眼鏡をかけた
フィルターを通しての認識だから虚構にすぎない

下の絵は事実として白い正方形に黒い線が描かれているけど
後ろを向いた若い女と認識する人間もいれば
横を向いた年老いた女と認識する人間もいて

絵が後ろを向いた若い女という現実と
絵が横を向いた年老いた女という現実の
矛盾する二つの現実があるわけだ。

つまり現実は事実に対しての認識に過ぎないから実体がない虚構なんだよ。