女「赤信号と分かっていた」4人死傷で在宅起訴

 神奈川県茅ヶ崎市で5月、乗用車が赤信号の横断歩道に進入して4人をはね、うち1人が死亡、3人が軽傷を負った事故で、横浜地検は29日、車を運転していた同市の無職の女(90)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)で横浜地裁に在宅起訴した。

 起訴状などによると、女は5月28日午前、赤信号の横断歩道に時速約24キロで進入し、自転車で横断していた同市の松浦久恵さん(当時57歳)をはねて死亡させ、横断中の39歳と61歳の女性、63歳の男性にも軽傷を負わせたとされる。

 女は同容疑で逮捕された後に釈放され、同地検が任意の調べを続けていた。地検は認否を明らかにしていない。県警の調べに、女は「赤信号と分かっていたが、歩行者が渡り始めていなかったので、行けると思った」などと供述していた。

2018年11月30日 15時24分
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181130-OYT1T50071.html