ゲーム業界のインサイダー、ダスク・ゴーレム氏が、デスストランディングの裏側の事情を明らかにした。
彼は今作の開発について、ソニーと小島秀夫氏の間に「若干の意見の相違」があったと告げて
その売上については、両者にとって期待外れだったとの見通しを披露。
その上で、各国の初週の状況こそ良かったものの、その後は伸び悩んだがために
今では300万本以上の売れ残りが倉庫内で眠っていると語っている。

彼はまた、同作の企画は、当初は今のような形とはかなり異なっていたと述べ
制作途中でちょっとしたリブートが行われたとも説明。
本来作られる予定だったソフトは、より暗く、よりホラー的だったが
発売の1年半ほど前に話し合いがもたれ、方向性が大きく変わってしまったと述懐していた。
さらにこの会談は発売日に起因したもので、PS5ゲームに変更する気はないソニーの希望により、持たれたものだと主張している。

またダスクは、今作の予算に関しても一つの情報を提示しており
幾つかのスタジオからは、あまりにも多くの予算が与えられすぎているとの批判があったと回想。
小島氏の次回作がサイレントヒルだとの噂が流れているのは
彼の新作の結果が期待外れに終わったことが理由の1つであり、
ジャパンスタジオも今後は小規模な予算でソフト開発を行うようになると予測していた。

「彼らはホラーゲームまたは、サイレントヒルのような認知度の高いゲームの新作、
 あるいは監督の名前を大々的に宣伝したソフトを発売し、それによって収益を得ようとするだろう」

と、この人物は付け加えていた。

なおデスストランディングの開発は、今もなお続いている。
同作はハーフライフともコラボしたPC版が、6月2日に発売予定であり、
その独特な構成から、ここまであまりうまく機能していないのかもしれないが、
これがそれを変える可能性は持っているといえるだろう。

https://www.gamepur.com/news/sony-and-kojima-reportedly-had-some-disagreements-over-death-stranding