眠れないので厄落とし。まとめ後にスマソ。吟遊扱いされたGMの話

昔、ストーリー重視のGMがいた。話考えるのが好きみたいでけっこう凝ってて骨太なシナリオが多かった。
当時の環境では簡単なフックに勢いで突っ込んで乗り切るor全滅って感じだったからしっかりしたシナリオは新鮮で嫌いじゃなかった。
ただGMが経験不足でアドリブに弱かったりRPで照れがあったりで思うようなシナリオが展開できてないぽいことが多かった。
でもそんなの新人なら当たり前だし、本人もそこを直しつつ俺らの要望も取り入れて成長していってたと思う。
シナリオはGMの好みがよく出てたが別にエログロとか無いし王道そのものだったし
既存システムコンバートしてオリジナル世界観とかもしてて「考えた世界で皆を楽しませたい」って感じだった。
けど、前に言ったような先行き不明のワチャワチャしたセッションが好きな奴がいた(Kとする)
そいつは「シナリオはPLが動かすもの」という考えでそのGMの話にも反発してた。
「NPCの友人が死のうとPLにはどうでもいいしシーン割くな」とか「(ボスの戦う理由)あ、そーゆーのいいんで早く戦らせろ」
KはこんなことをGMにもよく言ってて、GMも気にするタイプだからなるべくRP頑張ったりテンポよくしようとしてた。
俺らも「気にすんなよ」とは言ってたが元々軽いノリの集まりだから生真面目なGMには正直寄り添えてなかった。
そんな中、セッション後にKがGMに「いい加減に吟遊はやめろ」と言い出した。GMは吟遊って何?とキョトンとしてたが
Kがこれこれこういう迷惑野郎だと説明する内、真っ青になってった。俺らは「吟遊ではない、彼は楽しませようとしてる」と擁護したが
Kは「自分の楽しみを押し付けてるだけのタイプの吟遊だ」と言い返し他の吟遊知らない人も何だと加わり吟遊の定義について口論することになってしまった。
それがヒートアップしてった時にGMが「もういいです、すみません」と元気なく言って出ていきお開きになった。がその後彼はGMをやること無く辞めた。
辞める時に止めたけど無理で、「なんかやってる事が恥ずかしくなりました」という言葉が忘れられない。
あの時俺達は「GMは吟遊じゃない」と擁護するんじゃなくて「GMのシナリオが好きだ」と言うべきだったんだろうな。
皆も面白いシナリオの時には素直に評価してあげてください。