すばらしい作品で、ぼくの生涯の愛読書なのですが、最近読み返して感じた違和感を少々
マメイヌ探しの手掛かりがあるのに成果が上るまで詳細をせいたかさんや仲間以外のコロボックルに秘密にして「あっと言わせようとした」クリノヒコ。
自分たちだけで小山を脱け出してミツバチさんを見つけて「あっと言わせようとした」サガンカ兄弟。
おちび先生が時々小山に散歩に来てたことを知って、早めに小山を借りておいて良かったと安心したせいたかさん。
自動車の名称の懸賞を当てて「あっと言わせようとした」おちび先生
それ以外でも秘密にするほどでもないことを仲間内だけの秘密にしようとするなど
登場人物の行動に功名心、自己顕示欲、独占欲の強さ、秘密にしたがる傾向などが垣間見られてちょっと違和感。
現実の組織の中では関係者に速やかに情報を共有した方が早く目的達成できる場合もあるし、情報を出さなかったことで問題が発生することもあり、個人的な思惑で情報を出さないことは好ましくない。でも実際よくあることですねw
まあ、これくらいの功名心はかわいいものなんでしょうけど、それにマメイヌの居場所が確定したらクリノヒコも功名心より確実性を優先してちゃんと世話役に報告するなど功名心の暴走は抑える描写もありましたね