アメとムチは与えず、一貫した態度で

子どもが癇癪を起こしたときに避けたいのは、罰と報酬です。罰とは、頭ごなしに叱りつけたり、暴力をふるったりすることです。
報酬とは、お菓子をあげたり、おもちゃを買ってあげたりすることです。
おもちゃやお菓子を与えると子どもの癇癪が止むこともあるので、癇癪の対応方法として一見効果的に思われますが、子どもに「癇癪を起こすととなにかいいことがある」と思わせてしまう要因となります。
また、要求を通さないと最初に子どもに言ったならば、その態度を貫き一貫性をもって接することが大切です。

ただ、乳児期の子どもの泣きやぐずりについては、子どもと保護者の愛着関係を作り上げるための大切なコミュニケーション手段となり、その後の子どもの気持ちの発達の基礎となるので、子どもの要求に合わせて応対するという姿勢が必要です。