『針聞書』


 読み方と大きさ:

「はりききがき」 寸法は縦24.3センチ × 21.4センチ、76丁、152頁

 いつ書かれたか:

永禄11年10月11日、西暦1568年です。 (織田信長が京都に入った後、関西の諸国を攻めていきますが、摂津の国を攻めたのがこの「針聞書」がかかれた9日前の10月2日です)

 誰が書いたのか:

摂津の国、今の大阪府にすんでいた元行という人です。どういう人かわかりませんが茨木二介とあり、現在の大阪府茨木市周辺の出身と思われます。

 何が書かれているのか:

以下の4部で構成されています。
1 針の基本的な打ち方、病気別の針の打ち方などを記した聞書、2 灸や針を体のどこに打つか示した図、3 体の中にいる虫の図とその治療法(針灸や漢方薬)、4 臓器や体内の解剖図で構成されています。