それをどこまでもあがっていく風船を眺めるかのように
ぼーっと眺めながら、ああ人間は儚いななどとごちて
また忘れる

誰の心にも残らず、誰も心に残らず
ああそんなことあったなで過ぎていく

自分も含め人は愚かだ
残るのは「あった」ということだけだ
まったくもってそれでいい