9/19、過疎りまくったセブンスダークにインする粉わさび
ほとんどのプレイヤーが引退、スレに響くユーザーのため息
どこからか聞こえる「今年でサービス終了だな」の声
無言で引退し始めるツイッター民の中、粉わさびは独りメルバーレンの街中で泣いていた
課金で手にした栄冠、喜び、感動、そして何よりセクハラできるツイッターの女性たち・・・
それを今の環境で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうしたらいいんだ・・・」粉わさびは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、粉わさびははっと目覚めた
どうやらシコり疲れて眠ってしまったようだ
メルバーレンの冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、ルレ品を投げ売りをしなくては」
粉わさびは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、粉わさびはふと気付いた
「ん・・・?女がいる・・・?」
ベンチから飛び出した粉わさびが目にしたのは、
メルバーレンを埋めつくさんばかりの女性プレイヤーだった
高速で読めないほどにフレンド申請がかけられ、地鳴りのようにツイッターにリプが飛んでくる。
どういうことか分からずに呆然とする粉わさびの背中に、
聞き覚えのある声が聞こえてきた
「兄貴、ナンパだ。早くいくぞ」
声の方に振り返った粉わさびは目を疑った
「て…てんぺー?」  
「えっと、私でオナニーでもしてたんですか?w」
「ず、ずり姉さん?」
「なによ粉わさび、かってにずりのこさんを引退させて」
「ぎんなさん・・・」  
粉わさびは半分パニックになりながら公式HPを見た
運営「皆様のご意見を真摯に受け止め、大規模リニューアルとオフ会キャンペーンを行います」
暫時、唖然としていた粉わさびだったが、全てを理解した時、
もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「犯れる・・・犯れるんだ!」
クラゥディアからバイブを受け取り、ホテルへ全力疾走する粉わさび、
その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチでテクノブレイクしている粉わさびが発見され、
吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った