ですから規律的な名簿順の座席というのが、何だか異様に新鮮に見えた。
まるで一学期の始業式に戻ってきたみたいで、
「ああ、一周したんだな」
「けれど此処から先は、同じ二周目を辿るってことは許されてないんだな」
という不思議な時間感覚を伴っていた