(3)「耳や鼻を削ぎ、骨茹でた」聞くに耐えぬ遺体処理法
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検察官は引き続き冒頭陳述を朗読している。
検察官は、星島貴徳被告が冷酷に東城瑠理香さんの遺体を損壊し、遺体自体を消し去っていく様子を時系列に沿って説明する。

検察官「(犯行3日後の)4月21日は勤務先から帰宅した午後9時ごろから死体の解体作業を始めました」

21日までに頭部と両手両足、臓器を取り出していた星島被告。
21日の解体作業はさらに猟奇性を増していく。

検察官「死体の頭から髪の毛を切り取り、耳や鼻、唇を切り取りました。さらに目玉をえぐって取り出しいずれも下水道管に流しました」

女性のシンボルでもある髪や顔を切り刻んでいた星島被告はどういった心境で損壊行為を行っていたのだろうか。

検察官「さらに頭蓋骨(ずがいこつ)をのこぎりで切り、中から脳を取り出し下水道に流しました」

遺体を細かく刻んだ星島被告はこの後、遺体を捨てる作業に着手していく。

検察官「(犯行から4日後の)4月22日から3回にわたり、出勤する前に骨の一部を手提げかばんに入れて持ち出し、近くのマンションのごみ置き場に捨てました」

星島被告はその後、警察の捜査を意識しながら遺体を隠す。

検察官「骨をまだ警察官に見られていなかった冷蔵庫の中から、すでに一度みられている天井裏に隠し替えました」

だが、天井裏に隠していた骨が腐敗するようになり、星島被告は犯行から1週間後の25日から27日にかけて常軌を逸した行動にでる。

検察官「骨を少しずつ鍋に入れて茹で、細かくなった骨や肉片、歯などを水洗トイレから流しました」

星島被告は、骨などを煮込んだりして小さくしたうえでトイレに流したり、流しきれないものを近くのマンションのごみ捨て場に捨てることを繰り返し、最終的に5月1日までにはすべての死体を捨て去った。

続いて検察官は星島被告が証拠を隠滅し捜査を撹乱していた行為について言及していく。