検察官「(東城さんの)部屋に入り込む方法はいろいろ考えましたね」

星島被告「はい。ベランダから侵入しようと思いました」

検察官「他には」

星島被告「玄関から押し入るという考え方を思いつき、結局、それ以外考えませんでした」

検察官「実際にどのように玄関から入ろうと考えたのですか」

星島被告「女性が帰った瞬間をねらって入ろうと思いました。一番確実な方法だと考えました」


星島被告は、女性の帰宅を知る方法として9階の「エレベーターホール」や非常階段での待ち伏せも考えたという。
だが、実際は自室の玄関内でドアに耳をあて、足音を聞いて確認していた。 なぜ、外での待ち伏せは選択しなかったのか。


星島被告は「当日は雨で寒かった」


自分勝手な理由を延々と並べる星島被告に、傍聴席からは時折、ため息が漏れ、裁判官もあっけにとられ、呆然(ぼうぜん)と被告の顔をみつめていた。