誰かが救いの毛を君に差し出してる
だけど今はそれに気づけずにいるんだろう

白髪ムードのぼくらは
胸のなかの産毛に
住み着くマンコと胎児できる?かな

ひとふきで消えそうな儚い毛
抜けかけて飛ばされて思わず叫ぶ

魂のヅラ
忘れてた照れ隠しの裏に忍ばせた
確信犯のヅラヅラ

出口のない生え際
何度繰り返してもやっぱり僕はハゲでしかないなら
どちらにころんだとしても
やっぱりハゲハゲだろう
このヅラをかぶったらさあ行こう
簡単に飛ばされたあの日のカツラ
思いだして恥ずかし
思わず叫ぶ
後悔のヅラ
甘えていた
鏡の中ハゲヅラに復讐を誓う禿サクライ