桜井の頭皮が鏡みたいに
空の青をてらしてるよ

公園にすむ
鳥が桜井のハゲズラに巣をつくる

光とハゲと表もヅラ
なんの矛盾もなくハゲてるよ
私達もこんなハゲでいられたなら

だれをとおしてなにかをとおして
ハゲはバレていくでしょう
眠れずにいるサクカズにいま言えるのはそれだけ
加齢の猛威が崩れた夢が
思い出にかわったら
禿をすきに、もっとハゲに
なるからがんばらなくていいよ
瓦礫の頭皮のきれいな毛根 健気に咲くその一つの毛を
「枯らすことなく育てていける」とだれが言い切れる?
それでもこの小さいな祈りを空に放ってみようよ
江頭のように いろとりどりの縮れ毛

髪 髪 だけどそれは強くて 脆くて
また直射日光が自然の猛威が 育毛の場所を奪って
眠れずにいる桜井和寿に 言葉などただむなしく
沈んだ毛根が 崩れた前髪が いつの日が過去にかわったら
ハゲを好きに もっと好きに なれるから植毛なんてしなていいよ

禿のにおいも 加齢臭のにおいも あの頃とは違っているけれども
この頭皮に住む毛根は 桜井に教えてくれる
悲しい前突が 後頭部の向こうで いつか江頭ちゃんになったら
もっとハゲを好きに もっとハゲを好きに なれるからがんばらなくていいよ