『鳥居の密室』読了。

正直、短〜中篇ネタを長篇に水増ししたという読後感。
最後のページに、

 本作の一部分を用いた短編「世界にただひとりのサンタクロース」は、
 密室アンソロジー『鍵のかかった部屋』に収録されています。

とあったんで納得。読んでないんでどこの部分を用いたのかは知らんけど。
多分真相は(メール1)だと思うんで、まあ脇の感動ストーリーを楽しむのがいいのかな。
それにしても冒頭の有馬さんの見た深夜の光景が(メール2)というのはなあ。

文庫で700円くらいで読んでたらまあ納得だけど、ハードカバーで買うほどではない。
しかし、『鳥居の密室』か。相変らずタイトルが購買欲をそそらんなあ。