松本清張21書斎魔人
昨日のNHK「新日本風土記」松本清張 昭和の旅
過去の再放送かな?
なかなか面白かった。 風土記の前には、松本清張「天城越え」(1978年NHK制作)の再放送もやってたよね。 やっぱり松本清張読みやすくてイイワ前に読んだのに平気だもん 映像化されたのTSUTAYAで借りたりするけどやっぱりいい オール讀物2022年6月号
清張没後三十年特別企画
グラビア 清張と温泉 文・山崎まゆみ
『Dの複合』『波の塔』『影の車』……名作誕生秘話!
北村 薫×有栖川有栖
『ゼロの焦点』を解き明かす!
小説
清張と手おくれ 中野のお父さん 北村薫
エッセイ
山川静夫 ちょっといい話 ミステリ大好き編集者に聞く「松本清張の世界」(後編)
https://voicy.jp/channel/1101/328145
清張短編は凝縮されているのに対し、長編は全然異なり娯楽エンタメに徹するというのはだいぶ当たっている。
しかし清張作品に刑事の主人公が多いとは言えない。
「点と線」「砂の器」に引きずられたイメージであり、清張作品全体では刑事主人公は存外少ない。 >>106
十津川みたいなキャラ立ちする刑事も書かないしね
名前を覚えてる清張作品の刑事は「点と線」「時間の習俗」の三原・鳥飼位 清張作品で疑惑といったら保険金殺人のアレだが、それ発表のずっと前に同じタイトルの時代小説あるよな
両作は30年くらい期間が空いてるから作者が忘れてたんだろうけど 保険金殺人のほうは「昇る足音」として発表したものが「疑惑」に改題されたわけだが、
映画版はそもそも小説とは強調したい焦点が違うので、元の題と同じタイトルにするわけにはいかなかったというのは解る
ただ小説を改題する必要はなかったようにも思える 『松本清張推理評論集 1957-1988』(中央公論新社) 2022年7月20日発売予定
――『黒い手帖』ほか単行本・全集にはこれまで未収録だった、貴重なミステリ評論38篇(+α)を初集成。解説・巽昌章
『文豪ナビ 松本清張』(新潮文庫) 2022年7月28日発売予定 眼の壁みたいな古典的パクリに今時ひっかかるバカはいないだろ >>112
清張さえいなければ俺が推理界のボスだったのに。。と歯嚙みしていた、高木彬光さんですか? 「遺された指紋―松本清張と台湾ミステリー小説」展を開催
台湾文化センターと国立台湾文学館、北九州市立松本清張記念館による共同開催企画展
7月29日に台日3カ所の会場で同時開幕します。
台湾と日本のミステリー小説の交流史や、松本清張が台湾のミステリー小説に与えた影響などを紹介することを通して、
日本の人々に台湾ミステリー文学への理解を深めてもらえることを期待しています。
2022年7月29日(金)〜8月19日(金)
台北駐日経済文化代表処台湾文化センター(東京都港区虎ノ門1丁目1−12 虎ノ門ビル2階)
https://jp.taiwan.culture.tw/information_34_146439.html ミステリーを探偵ヒーロー小説として愉しみたい俺には
松本作品は絵に描いたような探偵役が不在過ぎてケレン味や華やかさが無くてなあ
地味で泥臭過ぎ >>116
地味なのはその通りだけど、「絵に描いたような探偵」というのが泥臭かったんだよね、清張登場以来
「名探偵」が新本格でまた復活したのは、やはり社会派は地味では飽きたりないと思った層に横溝復活ブームが受けたのがきっかけだと思う
あと、エンタメというより文学っぽい観点だと「絵に描いたような探偵」は泥臭く、やはり清張の方があかぬけてる >>118
清張の事件解決役の方がイメージは泥臭いだろ
特別な才能のないただの量産型の刑事(達)が靴底すり減らして聞き込みとか
汚れたYシャツで立ち食い蕎麦食っている感じでさ
飛び抜けた才能を持った選ばれたヒーローが解決する方がカッコいいわ
怪獣はウルトラマンが倒すからいいのであって科特隊が倒してもシラけるわw
まあヒーロー探偵が活躍するのは戯画的なのは認める たしかに泥臭いとは違うかな>>ヒーロー探偵
戯画的という通りで、金泥で描いた絵のようなというのがいいかな
横溝正史なんてまさしくそんな感じ
清張は墨絵で新本格はCG 清張は自分の生い立ちもあって
議員でいうドブ板運動みたいに
特別じゃない種類で
死に物狂いの努力で這い上がってきた人間の方にシンパシーを感じるんだろ
最初から美味しい場所が約束されているようなのは意地でも認めないみたいなね
俺は並の人間の努力を楽々凌駕するものを生まれた時から持っている人間に対して
羨ましいとは思っても卑屈な思いは抱かないからヒーロー的な探偵の方が好き
大体才能があるやつにはこっちがいくら努力しても足元にも及ばないんだよ実際
そういう凄いのが活躍する方が華があって愉しい
辛気臭いんだよ清張は
貧相な人間の愚痴というか恨み言みたいで >>124
「探偵がヒーローだとキャラ小説的側面もあるから
他の時代でも取り上げられたりするが
清張のは昭和の価値観の表現が主題だから時代の更新で
徐々に取り残され忘れられていく」も追加しておいて >『松本清張推理評論集』の見本が出来ました。単行本・全集未収録の評論集です。「江戸川乱歩論」など既刊収録済で現在入手難なものも一部加えています。
https://twitter.com/smb_g/status/1546384821794263045
https://twitter.com/smb_g/status/1546394448346902528
「グルノーブルの吹奏」が収録されるのは予想通り。
散在していた乱歩論を一括させたこと、仁木悦子論や角田喜久雄論を入れているのは貴重。
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) 「推理小説に知性を」「推理小説の独創性」も載るんだ
「松本清張は横溝正史をdisった!」という俗説のネタ元なので未読の人は読んでほしい 大久保佳代子 結婚“寸前”秘話を披露「20代で松本清張みたいな顔している時の方がモテたのよ」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/07/20/kiji/20220720s00041000554000c.html
蛙亭・イワクラから「結婚したいと思った方はいましたか?」と聞かれると
「20代のときに付き合っている人は、イチャイチャしながら“来年も付き合っていたら結婚しようね”
“うん。ハムッ”みたいに言っていたじゃない。結婚するんだろうなと思っていたら
1年後にはいなかったりとか」と恋愛遍歴を披露。「30ぐらいから仕事が忙しくなればなるほど、
モテなくなって。20代で松本清張みたいな顔している時の方がモテたのよ。 松本清張推理評論集1957-1988
松本清張 著初版 刊行日2022/7/20 2750円
戦後推理界に「社会派」の領域を拓いた巨匠による、知られざる論跡の全貌――『黒い手帖』ほか単行本・全集にはこれまで未収録だった、貴重なミステリ評論38篇(+α)を初集成。「戦前」と「戦後」、
「本格派」と「社会派」の間で、彼はいかに格闘し、現在に至る歴史を創りあげたのか? ミステリ史のみならず、現代日本文学史の空白をも埋める一冊。没後三十年記念出版。【目次】T ミステリ論(〜1965)
U 作家論――森鴎外からジョルジュ・シムノンまでV ミステリ論(1965〜)解説・巽昌章 小説新潮 2022年8月号
【新連載】
◆酒井順子/松本清張の女たち
――なぜ清張作品は愛され、読まれ続けているのか。没後三十年、その秘密を解き明かす鍵とは
https://www.shinchosha.co.jp/shoushin/backnumber/20220722/
『週刊明星』『女性自身』『ヤングレディ』『婦人公論』『若い女性』etc
あまり語られなかった、清張の「女性誌連載もの」の系譜。 女が主役の清張作品だと「ガラスの城」が好きだな
二部構成でどちらも不美人のオールドミス(死語?)が語り手という異色作 「文豪ナビ 松本清張」でまた森村誠一が寄稿しているが
清張に「あんなの小説じゃない」と貶されたと聞いて、清張に認められたと感じた話が面白い
あんなのはマンガじゃないと手塚に言われた石ノ森はジュンの連載を止めると言い出したが
森村は何度も清張に冷たい扱いを喰らっているので、もはや免疫が付いていたのだろう 新日本風土記の中で、遺跡巡りの趣味を上司に馬鹿にされたと言っていたが、
今だったら、考古学の意義も周知しているし遺跡巡りの趣味も当時よりは
認知されているから、それなりに認められたと思うけど。
清張の自分語りでは、惨めな部分だけを強調しているが、
徹子の部屋で夫人が語るには、仕事ができると評価されていたらしい。
惨めな部分だけを強調しているのは、実在の人物をモデルにした初期短編と同じ。
作家にならなくても、何かの形で成功していただろう。 >>136
昔文春で出したムックに昔の知り合いの話が結構出てたけど
箒の行商時代や朝日新聞の意匠部時代も人つきあいも積極的で喧嘩も強かったらしいw
(将棋でからかう嫌味な上司をボコボコにした話が載ってた)
鬱屈してるだけでなく、自分で切り開いていく力がある人のようだ 風の視線見てたら本人が出てきて内容が頭に入って来なかった 内海の輪の夫の弟を誘って関係が続くって言う世界も理解出来ないな
自分がお堅いからか >>140
LGBTQとかではなく普通に男と女だし血縁関係でもないし、理解できないってことはないでしょ
自分がするしないや善悪とは別の話で、そういうのを理解できないと清張に限らず小説読みづらいのでは? 夏目漱石の嫂・登世の例もあるし(江藤淳の説だが)珍しくはないわな
内海の輪で性癖開発された奴もいるぞ 松本清張推理評論集
初見の文章も多くおもしろいが
エラリー・クイーンとの対談をなぜ載せなかったのか謎
確か一度も書籍化はなされていないはず 正確には理解できないというより自分だったらあり得ないな、という感じかな>>141 >>144
弟じゃなくて妻の立場であり得ないのかな?
夫にはとっくに裏切られてるのだから、一夜のやさしさを求めちゃうのもわかるような
お互い別の人と結婚しても続いてるのは社会的には後ろ指さされそうだけど
両方表面的な夫婦仲なら、昔の恋人と関係が復活するのもわかるような
なら離婚すればと言うのは人生相談で、小説だからどろどろをつきつめた方が面白い 清張って文化勲章候補だったみたいだが思想の面で貰えなかったって聞くけどどうなのかね
つか清張は国の栄典を何も貰ってないのが後の推理作家への授与にも影響してそう
推理作家といえる人でその手のやつ受けたのって乱歩や正史くらいか この瀧川さんはテレビの松本清張ミステリー時代劇のプロデューサーさんか
https://youtu.be/3LzEzKErw2Y 慎重の「星図」と「文豪ナビ」こーてきて前者は読み終わった 新潮文庫の「松本清張」を45冊 全部読んでみた結果【長編小説編】
https://www.bookbang.jp/review/article/739865
>清張は謎解きやトリックが中心となる短編を晩年まで書いたが、
>長編に関しては一九六五年連載開始の『Dの複合』を境に、推理小説というよりはサスペンスや風俗小説の色が濃くなっていく。
>視野が広がったこともあるだろうが、大量の仕事の中で、自らが満足するようなアイデアを考える時間がなくなったからではないか。
『Dの複合』が境というのは、清張の年表と照らし合わせると、事実に反する。
Dの複合以前から、サスペンスや風俗小説色の強い長編は並行して発表されていたし、少なくとも1970年代後半まで、推理小説の骨組を明確に持った長編が書かれ続けた。
ただ、清張の推理長編は、複数以上のアイデアの投入によって推理長編たらしめているのはその通りで(『点と線』はその典型)、
1980年代の長編は単発のアイデアで着手され、ほかは社会派ネタ・歴史ネタ等で繋いでいることが多いとは感じる。 >>150
「寒流」に職業探偵は出てくるけど、全然名探偵ではない
素人で推理力抜群というのは「高校殺人事件」の羽島さち子ぐらいかな
名探偵シリーズは全くないし、シリーズものさえない
強いて言えば「点と線」「時間の習俗」の三原・鳥飼の刑事コンビが複数作品に登場する例外 うおおおおお!!!!清張!中に出すぞ!孕めえええ!!! >>149
ドラマ化映画化された以外でのお勧めを教えて下さい 「星図はなぜ開いていたか」て要は言葉を覚えられん馬鹿だたって話でええの? もうすぐハロウィン
(東急)ハンズで松本清張マスクを売ってくれ
ビロンビロンビロンビロン 数十年前に読んだ短編
掛け軸の中に蛇の抜け殻挟んでおいて、開いた時に
抜け殻がポロリと落ち、驚いて心臓麻痺で死ぬ
心臓が弱くて蛇が大嫌いの伏線はあったんだろうが、そんな都合よく
心臓麻痺起こすもんかね。 >>157
未必の故意ってやつじゃないの
心臓麻痺起こせばよし、起こさなくてもそれで捕まったりはしないから次の機会を >>159殺す機会はもうないでしょ、心臓麻痺を装って殺そうとした相手と
距離を置く、短編なら複雑な人間関係で誰がやったのか分からない
という事もないし >>160
次の機会はなくても、100%でなくてもいいやというのはあんじゃないの
もしうまくいったらラッキー、だめならしかたがない 酒井順子「松本清張の女たち」、霧の旗を書いた動機について論じていながら、
「眼には眼を」に一言も言及しないのはどうかと思う
桐子の復讐が真犯人に向けられていたなら、酒井順子の読解でも筋が通るが、
大塚弁護士への復讐は誰が見ても逆恨みで、なぜ清張がわざわざ逆恨みの設定にしたのかが説明できていない 秘密結社とか陰謀とか、神話とか古代史へのこだわりも含めて、清張は本来は奇想の人だったと思える。
清張が奇想を封印せず、遠慮なく展開したのが、探偵小説ではなく、むしろノンフィクションにおいてだったのは、戦後の読書界におけるある種の不幸かもしれない。
短編「死者の網膜犯人像」で決め手となる手がかりを得る展開とか『砂の器』でのトリック解明とかは、警察よりもむしろSRIの領分ではあるのだが… 小倉の記念館の松本清張全集盗難事件は結局どんな落ちだったんだろう
時々思い出して気になってた >>163
貧乏人に親切にしない金持ちは誰も彼も皆んな滅びろっていう
清張の基本思考の一つだよな
清張自身が貧乏時代に実際に金持ちから酷いめにあわされたか
酷いめにあわされたとただ勘違いしただけで単なる妬みに過ぎないのか本当のところは分からんが 映画「眼には眼を」を監督したフランスのアンドレ・カイヤット、のちに「俺は知らない」という題の映画でも監督をつとめているが、
清張も「無宿人別帳」中で短編「俺は知らない」を発表している。
「眼には眼を」イチオシだった清張は、アンドレ・カイヤット監督映画の邦題が自作と同じだったことに驚いたかもしれないが、
この映画の邦題を付けた人が「無宿人別帳」の読者だったのかもしれない。(原題はLe Glaive et la Balanceで全然違う) これは松本清張ミステリー時代劇 のプロデューサーだった瀧川さんだな
https://youtu.be/3LzEzKErw2Y 清張は絶対に美人を幸せにさせない。
作品の中で美人を必ず不幸にする終わり方をする。
それは清張が現実世界で美人に愛された事も優しくされた事もない醜男だから。
霧の旗なんかもそうだけど美人と愛し合うエリート弁護士への
嫉妬が溢れ返ってる。
何作も本もドラマも見てきてわかったこと。
清張は富める者、恵まれた者、美しい者への劣等感が凄まじい。
だから作品の中で絶対にイケメンや金持ち生まれの男を幸せにさせない。
必ず殺されたり不幸な終わり方をさせないと気がすまない人だ。
それは清張の現実では果たせない願望であり、小説の中で社会に復習している。
自分に振り向いてくれない美人へ、自分を見下している(と勝手に思ってる)金持ちへ。
霧の旗なんてひど過ぎる。
完全に一方的な嫉妬による嫌がらせでしかない。
弁護を引き受けなければならない義務もなければ
同郷のよしみで同情を示さないといけない義務もないのに
何の職務違反もしてないし道徳的に間違った事もしてないのに
貧しい北九州から出てきた無学の女が、エリート弁護士と愛し合う美人に
一方的に嫉妬して罪を着せようとして、弁護士への復讐などと言ってるが
要はただの貧乏な田舎女の嫉妬に過ぎない。
清張はこういう作品ばかり。
清張は半漁人顔のブサイクで貧しい育ちで低学歴コンプだったと聞いて
なるほど納得した。
貧しい低学歴でもイケメンで美人にモテモテの人生を歩んでたら
こんな作風じゃなかっただろう。
基本、女への恨みというか不信感の強いブサエン特有の思考がにじみ出てる。
それが同じブサメンの心をつかむのだろう。 生まれながらの超富裕層のボンボンで
小学校から高校まで学年1位の成績で
高校は県トップの偏差値72の名門高校で兄は早稲田で
現役ストレートで東大の仏文科に合格し
衆議院議員の父親から今の価値で毎月100万円以上の小遣いを
送金されながら下宿先で毎晩酒飲んでドンチャン騒ぎしながら
美女はべらして「ウエェェーイ」ってリア充大学生やってて
美女という美女が次々と勝手に惚れてくれる超絶モテ男で
妻子がありながらもまだ若い美女に惚れられ2000万円以上も貢がれ
金も体も美女に差し出され、挙句に「一緒に死のう」と命まで
差し出されるほどの超絶愛されまくり
文豪一のイケメン太宰治とはすべてにおいて真逆だわ
太宰が見た景色を、清張は一生見る事ができない。
本当に美女に愛されてるイケメンにしか見えない世界を
貧しい生まれの半漁人顔のブサイク清張は描く事ができない。
想像する事もできない。体験した事がないのだから。
太宰の異常なモテ方、愛され方は、現代のイケメン俳優ですらいない。
でもそんなブサイク清張の作品も好き。
清張とは真逆の富裕層生まれのリア充高学歴イケメン太宰の作品の
根底にある底抜けの明るさと優美でユーモア溢れる世界観も好き。
ものの見事に両極端に正反対の2人の作品を読み比べると面白いよ。 「蒼い描点」「西海道談綺」「野盗伝奇」イケメンと美女がうまく行く話もないわけじゃない
悲劇に終わってもイケメンと美女の悲恋話もたくさん書いてる
ブサイクだから書けないなんて単純な話だったら、この世にSFやファンタジーは生まれない
太宰治はモテモテだったのはたしかだが、芥川賞をくれない恨みの手紙を書いたり主観的にリア充だったかは疑わしい(自殺しちゃうし)
ただ逆にボンボン生まれは清張を嫌う人が多いのはたしか
三島由紀夫は清張を絶対に文学全集にいれなかった
星新一は「石の骨」で祖父の小金井良精を誹謗されたとカンカン
筒井康隆、筒井は単に星に同調してるだけのようだけど >>172
なるほど。
そんな話もあるんですね。教えてくれてありがとうございます。
「蒼い描点」「西海道談綺」「野盗伝奇」はまだ未読なので読んでみます。
三島由紀夫は太宰コンプレックスが凄まじかったですね。
チビで貧弱で女にモテなかった自分を強くみせようと晩年は狂ってしまった。
確か身長は160cmくらい。
逆に太宰は実は大食い男で健康で丈夫で屈強な体で腕っ節がつよく
学生時代は喧嘩無敗で、身長175cmという当時では大男だったのに
作品の中では自分をこれでもかというほど弱く見せようとした。
自殺未遂を5回もして女だけ死んで自分だけ毎回生き残るんだから
相当体が丈夫で健康だったのは頷けます。
ちなみに貴女は何歳ですか?女性ですか?男性ですか?
私は30代女性です。
清張や太宰や三島について語れる相手が何歳の方なのか少し気になって。
周りにこういう話をできる人がいないので。 還暦過ぎの爺ですよ
老眼で読書量が減ってきたけど、電書に変えたら文字を大きくできるので読書量復活ではしゃいで
清張もKindle版のセールあるたびに書い直して再読してるとこです お答えありがとうございます。
男性だったのですね。
視力にはルテインが良いそうで
ほうれん草を食べると回復するらしいです。
私もkindleに興味あるのですがブルーライトが
眼球に良くないと聞いて紙の読書してます。
(紙であっても目を酷使するのですが) >>177
Kindleでも液晶タイプではなくペーパーホワイトというタイプは
発光させないで見ることもできるから目に優しいですよ
モノクロなので小説専用にして、漫画や図版の多い本はPCで見てますが >>174
その気持ちは良く分かる。
とくに電子書籍の場合は、本の保管場所に困ることもないため、出版点数の多い作家の本でも心置きなく収集&持ち歩きできるという楽しさがありますね。 >>179
清張の電書は出版社ごとによく50%セールとかやるんで
そういうときに昔読んで今手元にないのもまとめて揃えてます
老人力のおかげですっかり忘れているので新鮮に読めます >>178
そうなんですね
知りませんでした
美容健康オタクなんで参考になります。ありがとうございます 電子板は少なからずやブルーライトや紫外線は出ているのでは 紙だって反射光は目に入るけどね
いまだに紙本も電書も読んでるけど、少なくとも実感では目の疲れは変わらないな
夜就寝前に読むのは電書の方がはるかに楽
紙はもういらない? 『E Ink』ってなに?
https://time-space.kddi.com/ict-keywords/kaisetsu/20151202/
電子ペーパーの表示のしくみとは?
https://www.tdk.com/ja/tech-mag/knowledge/117 紙面から紫外線もブルーライトも出てないだろ
反射するほど電灯を強く当てないし
そこまで必死にあちこちからURL引っ張ってきてまで
電子版のほうが良いと訴えなくても良いよ
誰も否定してないから >>170
霧の旗はドラマ版でも酷かった。
エリート弁護士役はリアルではボンボン育ちの海老蔵が演じてたから
より一層、妬まれてる感が強かった。
清張の基本思想「金持ちや上流階級は底辺をきっと見下してるに違いない」
「貧乏人や底辺に親切にしないのはバカにしてるだから」という前提が根を張ってて
見るに耐えなかった。 >>184
紙からブルーライトが出てるって言ってるんじゃなくて、紙でも疲れるよって話ね
URL引っ張ったのは(必死にならなくても簡単だけどw)、少なからず出てるのではという>>182さんに対して
俺の半端な知識で答えるよりいいと思ったからで、電書の方がいいと訴えるつもりはないですよ
なので訂正しときますね
「自分は」夜就寝前に読むのは電書の方がはるかに楽 >>185
「清張作品では美人はブ男(=清張?)を見下してる」に該当するかどうかはわからないけど
「ゼロの焦点」の主人公の夫の死の謎を追いかける未亡人を助ける夫の同僚があきらかに未亡人に恋心を抱いているのだけど
その同僚が殺されてしまったとき、主人公は動揺するだけで、彼の死を悲しんだという描写はない
自分への恋心には気づいていたんだから、ちったあ悲しんでやれと思ったw >>186
電子書籍利用しているけど、読書端末のフロントライトは常時消したまま本を読んでいる。
電子ペーパーって、もともと液晶と違いライト無しの環境光で読めるのがウリだったわけだし、夜寝る前も部屋の照明を点けて電書を読んでいるから、自分の場合は読書端末の照明って必要ないんだよね。
寝る前の読書好きなので、紙の本を読んでいたころから部屋の照明は(蒲団の中から)リモコンで消せるようにしていたし、読書端末のライトが無くてもぜんぜん困らない。
実は、松本清張も電子書籍を利用するようになってから読み始めた新参者だったりする。 >>186
だから電子書籍からも少なからずや紫外線やブルーライトは出てるのでは?
と言ったんだよ。
んたが引っ張ってきたURLはその話に対して的外れで何の回答にもなってないから必死だと言われたんだ
電子板である限り、目に有害な紫外線は出てる可能性はあるから
その時点で話は終わりなんだよ。もうこれ以上レスつけてこないでね還暦爺さん。 >>189
> 電子書籍からも少なからずや紫外線やブルーライトは出てるのでは?
電子ペーパーというのは、光を通さない素材だから反射光でしか本を読むができない。
そのため、バックライトではなくフロントライトでしか画面を照らすことができない。
したがって、自分(188で186ではない)のようにライトを消して本を読んでいれば光の状態は紙の本と同じといっていい。
下の写真はE-inkの電子書籍端末(ライトを搭載していない英語モデル)を、室内の太陽光だけで紙の本と一緒に撮影したもの。
E-inkは背景の地色が薄いグレーなので、一般の紙の本よりも反射する光の量は少ない。
また文字や写真の黒い部分はインクの顔料を使って表示しているため、素材や構造そのものが(液晶とは違い)紙の本に近い。
http://umetake.d.dooo.jp/kindle/photos/002.png
http://umetake.d.dooo.jp/kindle/photos/003.png
>>186
電子書籍読んでいると表明しただけで、ブルーライトで因縁つけられたあげく爺さん呼ばわりされたりと、とんだ災難ですよね。 清張関連の対談や座談会でいまだに書籍化されないもの、
相手にビッグネームも多いのだし、後世に残すためそろそろ書籍化すべきと思う。
平野謙、大江健三郎、石原慎太郎、安部公房、椎名麟三との座談会「文学者と政治的状況」(『文學界』1959年1月号掲載)
平野謙、江戸川乱歩との座談会「推理小説と文学」(『宝石』1959年5月号掲載)
水沢周、高木彬光との座談会「推理小説の作者と読者」(『思想の科学』1962年10月号掲載)
川端康成、丹羽文雄、円地文子、井上靖、三島由紀夫との座談会「現代文学と大衆」(『文藝』1963年5月号掲載)
立花隆との対談「大推理三億円事件と連続爆破事件」(『週刊文春』1975年11月30日号掲載) やっと規制が終わった
>>190
説明ありがとう、わかりやすくて助かりました
まあ、爺さんなのはたしかだし、誰もがなるものに先になってるだけだからw 今夜、AXNミステリーで書道教授やる。
船越英一郎版だから、新し過ぎる。
40年は前の、近藤正臣のが見たい。 「坂道の家」をはじめ、清張作品では妻を殴りつけるDV男がちょこちょこ出てくるが、
「骨壺の風景」読んでいたら地獄と書かれていて、暴力男は清張の父峯太郎がモデルだと解った。
身近で母が殴られる様を見せられてきたからこそ、あれだけ生き生きと描けるわけだ。 「昭和史発掘 特別編」読み直したいのにどこに行ったか行方不明なんだは >>197
紙の本は古くなって茶色くなったり、老眼の身には字が小さくてきびしかったりでみんな始末してしまった
読みたくなったら、電書で書い直してる
「昭和史発掘 特別編」は未読だけど、書き込み見て検索したら電書で出てて面白そうなので、買ってしまった 後藤久美子 30年ぶりのドラマ主演が決定!女優業に消極的なのに決断した“事情”
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2233930/
「’24年の正月に放送されるテレビ朝日系のスペシャルドラマで、後藤さんが30年ぶりに主演を務めることが決まったそうです。松本清張の小説が原作で、9月から撮影が始まる予定だと聞いています」(芸能関係者)
50手前の後藤久美子が主演やるのって何だろ
今年はまだ清張原作のドラマまだやってないけど久しぶりに未放送の年だろうか
2時間サスペンス枠も減ったし、このまま映像化も間が空いてくかもな 告訴せずを読んだけど円環と同じで落ちが分かっちゃったわ
円環の主人公ほどクズでもないから少し同情したのもあり盛り上がらんかったな 円環?連環の間違いかと思ったけど2回も書いてるからそんな作品あったかな 坂道の家、不倫がバレて、妻が吠えて噛みつくものの、構わず殴り付ける、
こうしたクズ男の描写には反感もあろうが、清張全盛期の迫力が感じられるのも確か 内海の輪 松本清張 斎藤耕一
淀川長治は「題名の呼びかたは『ないかいのわ』。この監督は映画の面白さをよくわきまえていて四国、新潟、水上、兵庫の蓬莱峡と美景がきれいな撮影(竹村博)で目を楽しませる。
きれいな景色とこわい話の二重奏で面白い。ところが男が殺気を持つところと、女が殺気に気づくその一番かんじんなところが話べたで、
ハムサンドの中にハムが入っていない恨み。一番巧いところは、さめてゆくのを知って、泣きながら旅館のめしを食うところと、宿に男がいないので
あわてて蓬莱峡に駆登り、ぞうりの鼻緒を切ったとき。せんさい、見事であった。岩下志麻はもはやカトリーヌ・ドヌーブ級のうまさ。
問題は青年のエゴと弱さをさらけだす宗三役の中尾彬。これが弱さのかげをもっと深く見せねばならなかった。
難役ゆえに惜しい。ラストはヒッチコックなら身の毛もよだつ描写を見せたであろう。しかし日本映画もこれほど上等になってきた」 伊藤 憲治は、日本のグラフィックデザイナー。代表作として、キヤノンのロゴマーク、
光文社カッパ・ノベルスのカバーデザイン
小松左京の『日本沈没』はデザインがよかったからベストセラーになったという話があるそうだが、元をたどると松本清張が
「伊藤憲治さんのカバーだと1〜2割多く売れる」といっていろいろな作家に紹介 挿絵画家・岩田専太郎は、昭和49 年2 月、突然逝去した
昭和46年から『週刊文春』に連載中の『西海道談綺』の挿絵のつづきを、岩田先生の代わりに描くようになって、昭和51年5月6日でそれが終るまで、
仕事をさせていただいたことは、身に余る光栄と、とても感謝しています。『西海道談綺』の挿絵の代役をするに当たって、私にはもちろん、
岩田先生に代わるような腕も力もないので、原稿をよく読んで、時間の許す限り、丁寧に、リアルに描き込むこと、それよりほかに、よい方法が見出せませんでした。」(堂昌一「岩田先生の代役」、
『松本清張全集月報12』文藝春秋、昭和58 年)と振返っている。
時代小説の挿絵には画家としての表現力の外に時代考証の力が要求される。「汚名 本多正純の悲劇」(毎日新聞社 、平成4 年)など、堂と一緒に時代小説の仕事をした杉本苑子は、
「堂さんと私の、仕事の上でのかかわりが深くなったのは、婦人公論に『散華』という小説を連載していた時からだと思う。『散華』は、サブタイトルに『紫式部の生涯」』とある通り、
平安朝時代の作品だが、堂さんの考証の確かさに、私は目を見張り、心から安堵感をおぼえた。建物・調度・装束はもとより、
こまかい持ちもののたぐいまでじつにきちんと、いささかの誤りもなく描いてくださっていたのだ。以来、『竹ノ御所鞠子』、毎日新聞の夕刊に連載した『汚名』など、つぎつぎにコンビを組ませていただき、
その麗筆の恩恵に私はたっぷり浴している。『竹ノ御所鞠子』は鎌倉時代、『汚名』は江戸初期に材を取った作品なのに、堂さんの考証の正しさはみごとなほどで、
ことに『汚名』の場合は読者層が広く、反響もたいへん大きかった。過去に幾度か新聞小説を手がけてきたけれど、『汚名』のときほど挿画への讚辞が多数寄せられた経験は、他にない。」
森村氏は、「堂先生のおだやかな表情と、瑞々しく艶やかな、しかも抑制された作品に接するとき、その底に秘められた激しい炎を感ずるのである。
その炎に焙られて小説も加熱する。絵と小説が一体となって、独特の作品世界を演出する。挿絵は、読者を小説世界へ導くための灯台である。灯台の光が不足したり、誤った方向を照らしたりすると、読者は迷ってしまう。 堂昌一 木枯し紋次郎」の挿絵
で堂氏は「岩田先生には艶冶な女の美しさを、他の先生達には画の基本と心構えを教わった。」と書いています。
また「岩田先生の生前、先生の体調の悪いときに、月刊「明星」や「平凡」のさしえのピンチ・ヒッターをしたことも、いまは懐かしい想い出となった。」
岩田氏と比べると、ディテールまでしっかり描き込まれているように感じます。
紋次郎像は、岩田氏の方がシャープな骨格美、堂氏の方は躍動感がある筋肉美といった印象を受けます。
堂氏の作品はアングルが大胆なように思います。特に俯瞰された作品などはドラマチックで、映画撮影のワンシーンかと思えるほどです。
空間の使い方が絶妙で、計算された構図のすばらしさには目を見張るものがあります。
また、描かれた女性の妖艶さも魅力の一つで、後れ毛の一本までも艶があり、美しさを演出していると思います。
堂:木枯らし紋次郎は、好きで描いてましたね。
機械ばっかり使って描いていると、段々、描けなくなってきますから。
クロッキーなんかは、とても勉強になるんですよ。十分とか二十分とかで、何カットか描くようにしてみたり。
手で描かないと、やっぱり違いますからね。荒さとか、省略とか、色んな技法がありますから。
どんどん、特徴のある絵を描くのが難しくなりますからね、みんな同じになっちゃう。
だから、手で描くことをやめてはいけないと思うんですね シリーズ 昭和百景 訪れてみたい
「中央線 昭和事件“地” 米兵斬首事件から松本清張事件(吉祥寺経由で井の頭線)まで」
https://note.com/nanaokazuaki/n/n2a6abb3bad92
大半が三越事件の話 ガラスの城、以前買って読んでたのにまったくそのこと忘れてて新装版買って面白く読んでしまったは(´・ω・`) ガラスの城のヒロインは相当なブサイクのはずなのに、
ドラマ化されると何故か「地味だが美人」になってしまう不思議 松本清張の作品をかなり昔にドラマで見てめちゃくちゃおもしろかったのでタイトルを知りたく長年探しているのですがどうしても分かりません。皆さんのお力をお貸しください。↓
復員してきた主人公の男が知り合いの女と一緒に汽車に乗る。途中、女の知り合い(男)が乗ってきて、2、3分ほど女と楽しく談笑する。 その間、主人公は挨拶もせずそっぽを向いて窓の外を眺めながらタバコを吸っている。(このタバコの吸い方がかなり 特徴的である)その姿を見て知り合いの方は失礼なやつだなと思いながら女と別れる。その後主人公は女を殺す。その後なんやかんやあって殺人はバレないまま男はのし上がって行く。男は有名になりマスコミからインタビューを受ける。あの特徴的なタバコの吸い方をしながら。当時は テレビなどがなくニュース映画でその映像が流れる。その映画館で観客の一人が突然大声を上げて画面を指さしながら立ち上がる。「こいつだ!俺はこいつを知っているぞ。あのとき、あの女と一緒にこいつが汽車に乗っていた!このタバコの吸い方は間違いない」ここでこのドラマは終わる。しかし、我々視聴者側は、この後この男が警察に行き証言することで主人公の殺人が明るみに出て、絶頂期から一転、転落人生を送ることがすでに分かる…というものです。 ラストが「太陽がいっぱい」みたいだなあ(これから主人公の殺人がバレて絶頂期から一気に突き落とされることがすでに視聴者に分かる終わり方)と思ってかなり印象に残って今でもたまに思い出すのです。松本清張ファンの母に聞いてもわからないと言われ、チャットGPT(無料の方)に聞いても「それは砂の器ですね」と絶対違う答えしか返ってこないのでこちらに書き込みいたしました。よろしくお願いいたします >>215
あー!!検索しました!!これです!!!「顔」というタイトルなんですね!!!!!!ありがとうございます!!!!長年喉につっかえてた魚の小骨が取れたようです!!!!
はーーーースッキリした
清張まじで天才ですね >チャットGPT(無料の方)に聞いても「それは砂の器ですね」
その調子でどんどん攪乱してほしい 「顔」のドラマ化で覚えているのは山崎努が主人公やったもの
たぶん山崎努のTVデビュー位だと思う >>212
ガラスの城は好きな作品だけど、たしかに映像化は忠実に醜女を使うというわけにはいかないのだろうな
かたぎりはいり主演ではきついだろう
ブスまではいかないけど、寺島しのぶ、安藤サクラ、安藤玉恵あたりでどうか? 「顔」で、殺人を決心する前と成功したかに思われたラスト前の2回出てくる文句、
「お金がうんとはいって、何に使ったらよいか、ぼくにはわかりませんよ。豪華な大レストランの特別室にかくれて、シャンペンを飲み、ぼく専用に歌ってくれるジプシーの歌でも聞きましょうかね。歌を聞いて、そして泣くんです」
清張本人のあとがきによると、吉祥寺の古本屋で探した翻訳から取ったそうだが、これ、元ネタは何だろう?いささかオペラの台詞じみているが。 「ガラスの城」のヒロインは波留と木村佳乃…全然醜女要素がないw
原作はいかにも昭和な社員旅行の雰囲気がいいんだが、
いつものことながら、原作とは別物のミステリとして楽しむしかないな 『点と線』がYouTubeの東映公式で無料公開されるね。
基本、清張作品は原作執筆時から一番最初に映像化されたものが至高だと思ってるから、これは楽しみ。 原作から間があけばあくほど、時代性からの乖離が大きくなって、違和感を感じるのよね。 >>224
もう時代劇だと思って当時の風俗再現で描いた方がむしろ面白いかも
金はかかるだろうけど 『点と線』に関して言えば、テレ朝の開局50周年でたけしが鳥飼役をやってたのも頑張ってたとは思う。
あれはCGにかなり金をつぎ込んで、気合入ってるようには感じたよ。
まあでも、いくら大金をかけて当時の風景や街並み、施設を再現できたとしても、
それを演じる役者の人間性や内面から滲み出る雰囲気まではどうしても再現できないのがね。
そこが清張ドラマを現代に再現するときの難しさというか、違和感をどうしてもぬぐえないところ。 「顔」のラストの設定には無理がないか?
何年も昔に横顔を列車内でチラッと見た程度で
映画館のスクリーンで「いま思い出した!こいつだ!」と叫ぶって。
こういう無理苦理が散見される作品が短編には結構ある気がする。 決め手は特徴あるたばこの吸い方じゃなかったっけっか? >>228
229じゃないが読解力無さすぎ。京都での余計な一言が伏線(有栖川有栖)。 時代設定を現代に変えたリメイクものはもう見る気失せるよなぁ。
清張モノで最後に観たのが谷原章介の『証言』だけど、
あれには口があんぐりだったわ…
もしやるんなら、時代設定を原作時に戻して作るべきだわ。 「顔」は山崎努主演(たぶんTV初登場くらい)の短編ドラマで見たのが最高だった
殺人前に顔をあわせてしまい、固まってしまう表情が忘れられない 「顔」後藤久美子が出演するので嫌な気がしたが
案の定、駄作だった。 ガラ城は最後に同僚達がわーって助けに来るとこが好き >>236
これ面白いね
2001年で日本は総白痴化したかと思ったけど、対象が1990年代刊行までなんだね
赤川次は赤川次郎のことだよな、アカカワジという作家は知らんし
清張登場までは乱歩がダントツのチャンピオンで、横溝正史は角川ブームのときでも清張の半分以下というのは意外 そんなのグラフで可視化しなくても
当時の体感がそうだろう 当時の体感はその通りで、それがグラフで可視化されて確認できるのが面白い
横溝の角川ブームのときは清張に匹敵もしくは凌駕してるような体感だったが、こちらはグラフではそうでもない
NDLだからかもしれんが、それも含めて面白い >>237清張登場までは乱歩がダントツのチャンピオン
本格中心に振り返ると戦後は横溝が中心と思いがちだけど、
少年探偵団シリーズのマスメディア展開もあったし、一般層にとって探偵作家の代表はやはり乱歩だったろうね 清張自身、「日本の推理小説」の「読書的回想」の章で、夢中になったのは乱歩だと書いてる(『黒い手帖』所収)
「日本にも本格的な探偵小説作家が出たと驚嘆したのは、江戸川乱歩の出現だった。…私は夢中になった。大変な天才が現れたと思った」
乱歩以外では「それから後、私を驚かせたのは夢野久作と小栗虫太郎である」だそうだ 1つわからないのは、「点と線」にあるようなアイデアのルーツは何かです。
江戸川乱歩が鉄道ミステリーを書いていたという話は聞きませんし。 >>242
「点と線」の連載媒体が、JTB発行の雑誌「旅」で、
岡田喜秋や戸塚文子を始めとする編集者の協力が得られたから。 閉じた海 社会派推理レアコレクション 中央公論新社 発売予定日 2024年4月22日
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784120057809
初書籍化の「閉じた海」をはじめ、
高木彬光との座談会、週刊プレイボーイのインタビューなどが目玉か。
平野謙との対談は、作家清張を知る上での基本文献。 30日に放送すると発表した
「シリーズ未解決事件」
は日本中に大きな衝撃を与え、いまなお生々しい記憶を残す未解決事件を徹底検証・徹底追跡、
ドラマとドキュメンタリーで構成し未来へのカギを探るプロジェクト。
これまでにグリコ森永事件、地下鉄サリン事件、ロッキード事件、JFK暗殺、帝銀事件などを取り上げてきた。
第10弾となる今回は、松本清張をはじめとした数多くの作家やジャーナリストが挑み、誰も解くことができなかった「占領期最大の謎」と呼ばれる事件にフォーカス。
1949年7月、国鉄総裁の下山定則が、突然の失踪後、謎の轢死体で発見された「下山事件」だ。
取材班は、厚いベールに包まれてきた怪事件に光を当てる“極秘資料”を入手。4年にわたる解析と取材の末に浮かび上がってきたのは、検察が追っていた真犯人の実像と、
その水面下で繰り広げられていた超大国の緻密な謀略だった
戦争の影を色濃く残す占領期に浮かび上がった巨大な闇に、人生をかけて立ち向かったひとりの検事の壮絶な戦いをドラマ化。新資料をもとに事件の真相に迫るドキュメンタリーとともに一挙放送する。
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\ 「ゼロの焦点」読了
初松本清張だけど面白かった
失礼な言い方になるけど思ってた以上にちゃんとミステリーやってて
自分がミスリードに引っかかったせいか真相も驚けたしトリックも単純ではあるけど納得できるものであったな
後、文章が50年以上前の小説と思えないぐらい現代的で洗練されていて読みやすく
北陸の情景描写や戦後日本の雰囲気なんかも良く書けてると思った ただ主人公の禎子が平凡な元OLの二十代の女性なのに刑事ばりに足で捜査して直観力で推理して真相を解くのは違和感あったし
犯人の動機が4人も殺すほどのものと思えなかった点も気になったな 直観で推理というのはその通りだけど、
素人探偵ものにリアリティを求めていたら、話が成り立たないじゃん 直観で推理というのはその通りだけど、
素人探偵ものにリアリティを求めていたら、話が成り立たないじゃん 実質的に日下三蔵が選んだ清張傑作選パート2だけどな
新潮文庫の昔から出てる初期短編集6冊は平野謙傑作選だし、宮部みゆきや海堂尊による傑作選もあったが、
新潮文庫の清張担当はこの種の再刊がお家芸なのかね >>249
シリアスで重たい作風に禎子みたいな素人探偵はちょっと合ってない気がしたので
これでもう少し警察が協力して捜査を手伝ってくれるならもう少し違和感無かったのかなとも思ったりする くさかっちゃんて各作家各文庫でへんじょいしまくってるよや 『空白の意匠』読み終えた。「地方紙」は別格として、「空白の」もよかった。清張すげえって改めておもた。 膳上 線引
推理小説や風俗小説を書いている。多忙で候補作を読む時間がなく、編集者からあらすじや作品の欠陥の有無をレクチャーしてもらい、選考会に臨む。松本清張がモデル。
連載中には、モデルにされた選考委員のひとりが大きな唇で「あの連載をやめさせろ」と『別册文藝春秋』の編集部に怒鳴り込んできた