精神異常者の出した記事には以下のように書かれている。

>前述のインディペンデント紙は、今回の研究が発表されたわずかひと月前に、これと全く逆の
>研究結果が発表されていたと指摘している。

>海馬における新しいニューロンの発生は子供の頃に急激に減り、成人では検知できない
>レベルにまで下がる、という研究結果を、カリフォルニア大学の研究者が今年3月に
>ネイチャー誌に発表したのだ。

>この研究を行ったショーン・ソレルズとメルセデス・パレーデの両博士はインディペンデントに対し、
>「もし成人の人間の海馬でニューロンが発生し続けるのなら、非常に珍しい現象だ」と話し、
>ボルドリーニ准教授の研究結果には同意しない姿勢を示した。

それでは、両者の研究に関して紐解いてみよう。
以下の記事に両者の研究の矛盾点が纏められている。

「成人の脳は新しいニューロンを生み出すか?」をテーマに発表された2つの論文が矛盾する結果を示し議論を巻き起こす
https://gigazine.net/news/20180417-2-papers-different-brains-renew-neurons/

「成人の脳が新しいニューロンを増大させるか?」をテーマとし同時期に発表された2つの論文が、
同じアプローチを採用して研究されていたにも関わらず、全く逆の結論を示したことで議論を
巻き起こしています。

今回、矛盾する結果を示した2つの論文は、免疫染色と呼ばれる技術を用いて、脳のサンプルを
調査しています。カリフォルニア大学サンフランシスコ校のアルトゥーロ・アルバレスブイヤ博士と
ショーン・ソーレス博士は2018年3月15日に発表した論文で「成人では神経発生がめったに
起こることはない」と主張しています。

一方で、コロンビア大学のモーラ・ボルドリーニ博士とルネー・ヘン博士らが2018年4月5日に
発表した論文では、神経発生は成人期を通じて持続して起こるという真逆の内容が主張されています。

(つづく)