>>474 解説

《大麻使用障害》とは、一般に物質の使用により問題が生じているにも関わらず、
その使用を続ける行動パターンで、いわゆる《依存症》を意味する。

これは、総称《物質使用障害》と言われ、以下のような物質が含まれる。

アルコール、抗不安薬と鎮静薬、カフェイン、大麻、幻覚剤、有機溶剤、オピオイド、
覚せい剤、コカイン、タバコ、ステロイドなど。

DSM-5による物質使用障害の診断ガイドラインは以下の通り。

・ 過去12ヵ月間に以下のいずれかの2項目以上を満たす

1 意図されたより大量または長期に使用
2 使用量を減らそうとする欲望または不成功な努力
3 物質の入手、使用、回復などに大量の時間を要す
4 社会的機能の破たんを起こすような反復使用
5 反復する社会または対人関係問題にもかかわらず継続使用
6 物質使用のために重要な社会、職業活動などを放棄
7 身体的な危険をともなう状況での物質の反復使用
8 精神的・身体的問題が物質使用に起因していることを知りつつも継続
9 耐性
10 離脱症状
11 物質使用の渇望

(つづく)