──今後のことをお伺いします。モーニング娘。はズバリ何を目指していきたいですか?

小田 時代は常に変わっているじゃないですか。テレビに出たからみんなに知ってもらえるというわけでもないし、CDだってあまり買わなくなっている。
そういう中で有名な歌番組に出たりとか、オリコン1位を獲ることがゴールになるとは到底思えないんですよ。
ましてや今はこうしている間にもコンピューターやAIがすごいスピードで進化しているわけじゃないですか。人間が嫌がるような仕事は全部ロボットがやることになると思うんです。

──ロボットが人間を凌駕するのも時間の問題でしょうね。

小田 私もそう思います。その頃には完璧なピッチで歌いこなすロボットも出てくるでしょうし。じゃあ人間はどうするかっていうと、ロボットが持っていない人間らしさを打ち出していくしかない。
泥臭さ、暑苦しさ、剥き出しの感情……。人って他人とまったく同じことができないじゃないですか。その人はその人でしかないんですよ。
そういう人間らしさを歌に込めてパフォーマンスできるグループになれたらいいなって思うんです。
どんなに完璧なロボット社会になっても、やっぱり女の子が歌うっていう文化は消えてほしくないですし。ちょっと話が壮大すぎますかね(笑)。でも私、本気でそう考えているんですよ。
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