被害者の女子大生は出身地の香川県の商業高校を卒業後、浜田市にある島根県立大学に進学。学業やサークル活動、
アルバイトなどまじめで特定の異性交遊はなかった。
また目立ったトラブルはなかった。
被害者は殺害の約半年前まで出身地である香川県の坂出市に居住し、事件当時は両親も同地に在住していた。
そのため、香川県は事件現場と隣接も近接もしていないが、
香川県内のテレビ(同じ放送エリアである岡山県のテレビ局も含む)・新聞といったマスメディアは、
全国ニュース以外のローカルパートでもこの事件を盛んに報道し、周辺住民や元教諭がインタビューに答えるなどした。
また、被害者は前年度まで高松市の香川県立高松商業高等学校英語実務科に在籍していたことから、
同校では緊急の全校集会を開いて全員で黙とうを行い校長が生徒らに事件の説明したり、
その後元担任が記者会見を開いて行方不明後の心配や当時の心境を語ったりするなど、
事件は遠く離れた地元・香川県でも大きな衝撃を与え、異例の扱いとなっている。
その影響は坂出市の実家周辺にも及び、過熱する報道に対して両親が遺族らへの取材自粛を求めるコメントを広島・島根両県警を通じて発表したほどであった。