乃木坂、欅坂、日向坂 そろい踏みした坂道の多様性
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レコ大では3グループの楽曲が優秀作品賞を受賞。
トップバッターは日向坂46「ドレミソラシド」。センター小坂菜緒(17)中心に笑顔はじけるかわいらしいフォーメーションダンスを披露。
ド直球のアイドルらしさあふれるパフォーマンスで、見る者を癒やした。
続いて登場した欅坂46の「黒い羊」は、センター平手友梨奈(18)はじめ、個性的な振り付けのコンテンポラリーダンスで独自の世界観があふれた。
歌唱後、新国立劇場の客席が一部ざわめくほどだった。
一転、前年大賞受賞者の乃木坂46「Sing Out!」は、齋藤飛鳥(21)センターのしなやかなダンスで魅了し、観客も手拍子。
洗練されたパフォーマンスで、一体感に包まれた。

もともと「AKB48の公式ライバル」として生まれた乃木坂46には、当初から「AKB48とは違うことをしていこう」という指針があった。
乃木坂46の妹分的存在として誕生した欅坂46にも、「乃木坂46とはまた違う独自の世界観を追求しよう」という意識があった。
欅坂46の2軍的存在「けやき坂46(ひらがなけやき)」として結成した日向坂46も「欅坂46にはない自分たちだけの武器を作ろう」と努力を重ねた。

各グループの固い意思が、昨年末のそろい踏みにつながったのだと思う。
それは、お互いが高め合う理想の関係だ。乃木坂46キャプテン秋元真夏(26)は「3グループとも毛色が全く違う。戦友のような感覚」と話す。
それぞれの「坂道」にアイデンティティーとプライドがある。