>>112



おととし、福岡市の商業施設で、面識のない女性を殺害したとして、殺人などの罪に問われている当時15歳の少年の裁判で、被告人質問が行われ、少年は被害者や遺族への気持ちを問われ「謝罪がどういうことか分からない」などと述べました。

おととし8月、福岡市中央区の商業施設で、買い物に訪れていた面識のない当時21歳の女性を包丁で刺して殺害したとして、殺人などの罪に問われている当時15歳で、現在17歳の少年の裁判が6日から福岡地方裁判所で行われています。

7日は少年に対する被告人質問が行われ、少年は弁護士からの質問に対しては「被害者の将来を奪ってしまい、申し訳ない」と述べ、更生への意欲も示しました。

一方、検察官や遺族側の弁護士の質問には、態度や話し方を一変させ「更生していきたいと思っているか」との問いに「たぶんできないと思う」と述べました。

また「この2年間で被害者や遺族のことを思い返すことはあったか」と問われると「一切考えなかった。謝罪ということがどういうことか分からない」と述べました。

法廷には、被害者参加制度を使って裁判に参加する遺族のすすり泣く声が響いていました。
★😈