ことし3月、福山市で自動運転の実証実験中に、県道を走っていたバスがトラックと接触した事故について福山市は、事前に作成されたバスの走行ルートが隣の車線に寄りすぎる設定になっていたことなどが原因だったとする検証結果を発表しました。

ことし3月、福山市の県道で、自動運転の実証実験を行っていた15人乗りのバスが隣の車線を走っていたトラックと接触する事故があり、バスに乗っていた関係者やトラックの運転手にけがはありませんでした。
福山市は委託先の企業とともに事故の検証を進めた結果について8日、記者会見し、それによりますと、自動運転のシステムに問題はなかったとしています。
一方で、▼自動運転のバスが走るルートを事前に作成した際に、2つの車線の境界線がない場所では、隣の車線に寄りすぎる設定になっていたことや、▼バスに乗っていた運転手がよそ見をしていて、安全確認がおろそかだったことが事故の原因だと結論づけました。
当時、バスには、接触を回避するためのセンサーが取り付けられてましたが、運転手が乗っていたため、センサーを作動させていなかったということです。
福山市は再発防止のため、▼走行ルートを事前に作成する際、どちらかの車線に寄りすぎないようにしたり、▼運転手の安全教育を徹底したりして、実証実験を再開したいとしています。

★😈