10日に投票が行われた参議院選挙で、NHKが行った出口調査や情勢分析によりますと、自民・公明両党で、改選議席の過半数にあたる63議席を超え、選挙前の69議席を獲得するのが確実な情勢です。
また、憲法改正に前向きな自民・公明両党と日本維新の会、国民民主党の4党で、改正の発議に必要な参議院全体の3分の2を確保する82議席を上回ることも確実です。
一方、立憲民主党は選挙前から議席を減らす見通しです。

NHKは、有権者の投票行動や政治意識を探るため、投票日の10日、全国およそ1700か所の投票所で、投票を終えた有権者およそ20万人を対象に出口調査を行い、65%にあたる、13万人余りから回答を得ました。

出口調査や情勢分析の結果、▼自民・公明両党は、合わせて69議席から83議席を獲得する見通しで、改選議席の過半数にあたる63議席を超え、選挙前の69議席を獲得するのが確実な情勢です。

このうち、▼自民党は59議席から69議席を獲得する見通しで、単独で改選議席の過半数にあたる63議席に届く可能性があります。

▼立憲民主党は13議席から20議席の見通しで、選挙前から議席を減らすのは確実な情勢です。

▼公明党は10議席から14議席を獲得する見通しです。

▼日本維新の会は10議席から15議席を獲得する見通しで、選挙前から倍増する可能性があります。

▼国民民主党は2議席から5議席の見通しで、選挙前を下回るのは確実な情勢です。

▼共産党は3議席から6議席を獲得する見通しです。

▼れいわ新選組は1議席から3議席を獲得する見通しです。

▼社民党は1議席を獲得する可能性があります。

▼NHK党は1議席を獲得する可能性があります。

▼このほか、野党が推す無所属の候補やその他の政治団体などは5議席から7議席を獲得する見通しで、このうち、◇参政党は1議席から2議席を獲得する見通しです。

一方、憲法改正に前向きな自民・公明両党と日本維新の会、国民民主党の4党で、86議席から102議席を獲得する見通しで改正の発議に必要な参議院全体の3分の2を確保する82議席を上回ることが確実です。
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