ことし2月、勤務する甲府市の小学校で女子児童の体を触ったとして、強制わいせつの罪に問われた元教諭に対して、
甲府地方裁判所は、懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。

甲府市の公立小学校に勤務していた50代の男の元教諭は、ことし2月、当時10歳の女子児童に対して、
「シャツを直してあげる」などと言って教室の着替えをする場所に連れて行き、
体を触ったとして強制わいせつの罪に問われました。

5日の判決で、甲府地方裁判所の青木美佳裁判官は
「性的に未熟な年齢であり、被告に全幅の信頼を寄せていた児童の特性を十分に理解し、
発覚しないと考えて欲求のままにわいせつな行為に及んだ。常習的とみられ、刑事責任は重い」と指摘しました。

そのうえで、「反省のことばを述べるとともに謝罪の態度を示し、損害賠償金として300万円を支払っているほか、
みずからの問題を自覚してクリニックへの通院を開始し、治療の継続を誓っている」などとして、
懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。

判決の理由を述べたあと、青木裁判官は
「自分のしたことに真摯(しんし)に向き合い続けてください」と伝えると、被告は黙って小さくうなずいていました。

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