「ワイドナショー」(フジテレビ)で唯一のレギュラーコメンテーターだった松本人志(58)が隔週出演となって3カ月が過ぎた。当初は番組の目玉がいなくなったら視聴率も落ちると見られたが、どうやらそうではなかったらしい。

 6月28日の放送では番組冒頭からこんな発言があった。

松本:なんか、俺いない時の「ワイドナショー」、調子ええみたいやんか。

――MCの東野幸治(54)は「そうなんですか?」ととぼけたが、

松本:やっぱ東野の力やって! 

東野:違う違う違う、これアカンわ。

松本:この勢いで「ポップUP!」も出ろ! 何とかせえ、「ポップUP!」も! 

――低視聴率が続くフジの昼の情報番組だ。「ワイドナショー」でアシスタントを務め、「ポップUP!」で進行を務める山崎夕貴アナ(34)も、この言葉に便乗する。

山崎アナ:お願いします! 

東野:今ぐっとジャンプするために、1回、沈んでるだけです。

 と、「ポップUP!」をフォローしてこの場を納めるも、「ワイドナショー」の調子はいいらしいのだ。民放ディレクターに聞いた。

「松本さんが隔週出演になると発表した際、裏番組の『サンデージャポン』(TBS)に白旗をあげたと見る向きもありました。実際、番組では、世間の話題に対して松本さんがどういう考えをするのかが目玉でしたから、彼が不在となれば当然、数字も落ちると見られていました」

MC東野の活躍
 デイリー新潮も「松本人志が隔週出演で『ワイドナショー』の苦境 『サンジャポ』にどう対抗する?」(4月3日配信)で、同じように報じた。

「ところが、松本さん不在の3カ月、『ワイドナショー』の視聴率ダウンはほとんど見られず、5~6%台を維持しています。『サンジャポ』も8~10%ですから、差が縮まったわけでもありませんが」

 なぜ数字は変わらなかったのだろう。

「松本さんの留守を預かるコメンテーター陣を、田村淳(48)やヒロミ(57)といったお馴染みのゲストで固めた上、雅楽演奏家の東儀秀樹(62)などインパクトのあるコメンテーターを起用するなどしています。松本さんの不在感を最小限に抑えようとしているように思います」

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