0582君の名は(茸) (スプッッ Sd03-QtHP)
2022/07/14(木) 06:59:25.89ID:f2H3TQRnd26人のメンバーリストの中に「宮市亮」の名前があった。横浜F・マリノスに所属する29歳のウィンガーは、2012年10月以来、10年ぶりに日本代表復帰を果たした。
中京大中京高校卒業と同時にイングランドの名門アーセナルに加入。将来が約束されたかに思われたが、その後のキャリアは苦難の連続だった。
肩、足首、太もも、両ひざのじん帯断裂など度重なる大怪我に見舞われて長期離脱を繰り返し、目立った活躍を見せられなかった。
満足にピッチに立てない状況が続く中で、宮市は「引退も考えた」と明かす。
「10年間、怪我をして、引退も考えて、その中で代表に選出される人たちのコメントを見たり、プレーを見たりしていて、代表に戻れるかよりも、そういうことを考えることもできなかったというか。
毎日毎日リハビリで歩く練習をして、走る練習をして、段階を踏んでいって、代表を考えることからは本当に遠ざかっていました」
2021年夏に日本復帰を決断して横浜F・マリノスに加入するも、最初の半年間はコンディションが整わず、ほとんど出番なくシーズン終了。
今年3月下旬の取材の中でも日本代表復帰について「自分は代表のことを考えるよりもマリノスでのポジションを確立できていないので、まだまだやることがある。
まずはマリノスで活躍することを意識してやっていきたいと思います」と、クラブでの競争を勝ち抜いた先のことまで考えられる状況ではなかった。
だからこそ、このタイミングでの日本代表復帰に「正直、驚きの方が大きい」と宮市は語る。そして「10年前は代表には入っていましたけど、特に試合に出ていたわけでもなかったですし、復帰という感覚は自分の中ではない」とも。
心境としては「初招集」に近いものがあるのだろう。宮市にとって、今回の日本代表招集はあくまで「スタートライン」。
今年11月のカタールワールドカップ出場に向けて、最後方からアピールしていかなければならない立場だ。
「サッカー選手であれば誰もが目指すところだと思いますし、そこに行けるチャンスを今もらっている。本当に狭き門かもしれませんけど、自分のプレーを精一杯出したい。
既存の日本代表選手、海外組が多いですけど、そういう選手たちに少しでもプレッシャーをかけられるようなプレーをしていきたいと思います」