新アニメ『ルミナスウィッチーズ』期待外れ?「パンツじゃないから」の精神はどこへ…

2022夏クールの新アニメ『連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ』(TOKYO MXほか)が放送スタート。同作は『ストライクウィッチーズ』などと同じ、『ワールドウィッチーズ』シリーズの1つなのだが、“ズボン”が見えないことに不満を漏らす人も少なくないようだ。


ズボンが見れないウィッチーズなんて…

これまで「ワールドウィッチーズ」シリーズでは、人類の敵「ネウロイ」と戦う少女たち「ウィッチ」の活躍が中心に描かれてきた。そんな同シリーズでお馴染みとなっているのは、ウィッチたちが身に着けているパンツのようなズボンだ。

どう見てもパンツなのだが、作中の登場人物が「ズボン」と言い張っているので、この世界ではズボンなのだろう。公式の販促キャンペーンが元ネタとなった、「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」というワードはあまりにも有名だ。

そのため「ルミナスウィッチーズ」でも、登場する美少女キャラクターたちはみんな“ズボン”を履いているのか思うのだが、そうではなかった。第1話を見るかぎり、主要キャラクターたちはみんなスカートを着用している。

シリーズの象徴とも言える“ズボン”がどこかに行ってしまい、SNSなどでは《ズボンが見えないだと!ルミナス何をしてるんだ!》《ズボンも見せずにウィッチーズとな ルミナスは出直してこい》《ルミナス、そういえばケモ尻尾出るときもズボン拝めなかったですね》《健全なストパンすぎて物足りなさを感じた》《パンツじゃないからの精神がなくなってそうで悲しいです》といった声が上がっていた。

一体なぜ、同作では登場人物たちがスカートを履いているのだろうか。
アイドル展開のためのスカート?

ちなみに「ルミナスウィッチーズ」の内容は、これまでのシリーズの作品とは違う“戦わないウィッチ”を描いた作品。戦場で負傷したり、単純に戦闘の適性がなかったりと、さまざまな事情で前線から離れたウィッチたちが集まり、“音楽隊”として活躍する。おそらく商業的には、『アイドルマスター』や『ラブライブ!』などと同じように、声優陣によるアイドル的な展開を考えているのだろう。

そして声優たちによるリアルライブなどのイベントを考えると、“ズボン”の設定は邪魔になってしまうのかも。「ルミナスウィッチーズ」の世界ならいざ知らず、現実の世界であの格好をした声優が歌って踊るとなると、さすがに「恥ずかしくないもん!」では済まされない。

ちなみに「ルミナスウィッチーズ」第1話の冒頭では、「ストライクウィッチーズ」に出てくる「第501統合戦闘航空団」が設立されるきっかけとなった、「ダイナモ作戦」という撤退戦の様子がちらっと登場。この中ではウィッチたちがちゃんと“ズボン”を履いて戦っているので、“ズボン”がなくなってしまったわけではなさそうだ。

戦闘するウィッチたちが“ズボン”を履いていて、戦わないウィッチがスカートを履いているのはおそらく意図的。あれほど「ストライクウィッチーズ」で“神回”を作ってきた佐伯昭志監督が、“ズボン”をぞんざいに扱うことなど有り得ないと思うのだが…。

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