自民党の河野太郎元防衛相は10日のTBS番組で、防衛費の国内総生産(GDP)比2%以上への増額について「社会保障以外の一般歳出は30年あまりで1兆円しか増えていない。その中で防衛費を2倍にするのは掛け声はいいが、実際にどこから金を調達するのかはきっちり議論しないといけない」と慎重な見方を示した。

河野氏は「5年後、10年後に有事が起きたときにどういう戦い方になるか見極めなければならない」と指摘。その上で「何が必要なのか考えずに今ある戦車の台数を増やせといっても、実際には使い物にならないかもしれない」と述べた。

安倍晋三元首相が銃撃で亡くなったことを受け、河野氏は8日、ツイッターで「故人の遺志を受け継ぎ、自由で開かれたインド太平洋の実現に力を尽くします」などと決意を語っていた。

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