DaiichiTelevision 7/14(木) 19:03

警部補が自殺 静岡県に1億円の賠償命令 長時間労働との因果関係認める 広島地裁福山支部
静岡県警の男性警部補が自殺したのは長時間労働が原因だったとして、遺族が静岡県に損害賠償を求めていた裁判で、広島地裁福山支部は、1億円余りの支払いを命じる判決を言い渡した。

遺族の代理人によると、県警の30代の男性警部補は、2010年3月から下田署管内の交番に勤務していたが、残業や休日出勤が重なり、2012年3月に自殺。

広島県などに住む男性の遺族4人は「自殺したのは過重労働が原因」として静岡県に損害賠償を求める訴えを起こしていた。

13日の判決で、広島地裁福山支部は、亡くなる直前1か月の時間外労働は140時間を超えていたと認定し、自殺と長時間労働の因果関係を認めて、静岡県に対し1億356万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

判決を受けて、県警は「当方の主張について、裁判所の十分な理解が得られず誠に遺憾。控訴について、判決内容を詳細に検討した上、対応を決めたい」とコメントしている。