15日の東京外国為替市場、円相場は1ドル=139円を挟んだ取り引きとなっています。
アメリカで金融の引き締めが一段と加速するという観測から、日米の金利差の拡大が意識され、円を売ってドルを買う動きが続いています。

外国為替市場では、14日のニューヨーク市場で記録的なインフレを抑えるため、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が、今月下旬の会合で、大幅利上げを決めるのではないかという観測から、円を売ってドルを買う動きが強まり、円相場は一時、1ドル=139円30銭台まで値下がりして、およそ24年ぶりの円安水準を更新しました。

市場関係者は「アメリカで記録的なインフレが続く中、FRBの利上げペースと景気への影響を見極めようと神経質な展開が続いていて、投資家の間では急速な円安に対する政府や日銀の対応にも関心が集まっている」と話しています。