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日本サッカー協会は15日、独自の強化指針となる「ジャパンズ・ウェイ」を報道陣に公開した。裾野の広がりと厚みが競技力に寄与し、応援できる代表チームの存在が国民の幸福につながるとして、
「世界一サッカーで幸せな国になることを目指していく」と明記。望まれる選手像や具体的なプレービジョン、ユース世代や指導者の育成など重点項目をイラストや動画で列挙した。

2050年までにW杯で優勝する目標を掲げた「2005年宣言」を受け、翌06年に技術委が世界の頂点を見据えた指針を初めて構築した。だが、曖昧な意味合いで誤解も生んだため、明確に再定義、再発信する必要があると判断。
男女日本代表の強化に加え、育成年代の普及と強化、指導者養成の拡充、サッカーファミリーの拡大をテーマに全8章55ページのデジタル冊子を16日からホームページで公開する。

未来の選手に必要な要素として「強度と質」を挙げ、「世界に負けない個の強さをハードワークをベースにした組織力と重ね合わせ、世界のトップを目指すこと」を日本代表のプレービジョンとして示した。
7つのポジションの選手に求められる戦術、技術、メンタル、フィジカルの4要素を明確化。守備のプレー原則ではボールを奪うための「プレス」を優先順位のトップに据え、ユース年代で育てるべき選手像を提示した。

影山雅永・ユース育成ダイレクターは「近い将来、W杯を掲げるためのジャパンズ・ウェイになればいい」と話した。