参議院選挙で、改選前の議席を下回った国民民主党の玉木代表は「政府の当初予算に賛成して、政策実現を図ったことがマイナスになったということは一切ない」と述べ、与野党を超えて連携協力する方針を今後も継続する考えを強調しました。

今回の参議院選挙で、国民民主党は改選前の7議席を下回り、5議席の獲得にとどまりました。

玉木代表は東京都内で、記者団に対し「選挙区と比例代表で1人ずつ大切な仲間を失ったことは痛恨の極みだ。一方で、今の国民民主党になって初めての国政選挙となった去年の衆議院選挙と比べると、比例代表の得票が大きく増えたことはプラスに捉えている」と述べました。

そのうえで「政府の当初予算に賛成して、政策実現を図ったことが選挙にマイナスになったということは一切ない。国民のために必要な政策の実現は、与野党を超えて連携協力する姿勢は変わらない」と述べました。

一方、今回の選挙で連携が限定的となった立憲民主党との関係について「国家運営の根本に関する基本政策で一致できていないと、有権者から野合だと思われる。立憲民主党の『原発ゼロ』などの政策は、われわれと相いれないので、しっかり注視したい」と述べました。