森保ジャパンが13日に東アジアE―1選手権(茨城、豊田)に臨むメンバー26名を発表し、Jリーグで首位を走る横浜M勢が最多7人の選出を果たす一方で、2位と好調の鹿島勢からはまさかの選出ゼロとなった。

 鹿島は今季のJ1で一時首位に立つなど優勝争いの主役を担っており、現在も2位と好調を維持。エースのFW鈴木優磨がリーグ戦で7ゴールをマークするなど絶好調の選手も多い。

しかし、首位の横浜Mが7人、3位の川崎が3人、4位の広島が6人とリーグ上位のチームから多数の選手が選ばれる中で、なぜか鹿島からは選出されなかった。

 森保一監督は会見で鹿島勢を選ばなかった理由について「鹿島も非常にインテンシティーの高い、攻守ともにアグレッシブないいサッカーをされている」としながらも
「鹿島の選手たちも候補と見ている選手たちは数名をリストアップしながら試合を見てきた。実際、選考のタイミングで移籍だったりなどの理由があって選べなかったというのはある」と語った。

鹿島からはJ1で得点ランキングトップのFW上田絢世がベルギー1部セルクル・ブルージュに移籍して海外組となったため、今回は招集できなくなった。その他の国内組の選手は候補とはなったが、実力的に選考しなかったというわけだ。

 個人の実力を検討した結果とはいえ、鹿島勢からの選出ゼロは物議を醸しそうだ。