2020年、さいたま市のアパートで交際相手の女性の首を絞めて死亡させたなどの罪に問われた男の初公判で、男は無罪を主張しました。

渡部晃正被告は2020年7月、さいたま市の自宅アパートで、交際相手の当時46歳の女性の首をベルトで絞めて窒息させ死亡させた上、女性の長女にわいせつな行為をしてけがをさせた罪に問われています。

26日の初公判で、渡部被告は「申し訳ありませんが覚えておりません」などと無罪を主張しました。

弁護側は、渡部被告は犯行を一切していない上、アルコール依存症で心神喪失の状態だったため責任能力がなかったと主張しました。

一方、検察側は、故意の犯行なのは明らかで、渡部被告が女性を死亡させた後、女性を装い長女にメッセージを送っていたことなどから、責任能力はあったと指摘しました。
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