読売新聞2022/09/27 07:25
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220927-OYT1T50071/

 大阪府警が路上駐車用に設置したパーキングチケットの発給機368基のうち、13%にあたる50基(2021年度末時点)が、故障したまま放置されていたことが26日、府監査委員の調べでわかった。6年間修理されなかったものもあり、監査委員は「収入は府の財源。速やかに修繕すべきだ」と改善を求めている。

 パーキングチケットは、道路脇の発給機で300円のチケットを購入し、車のフロントガラスに掲示すれば、指定の枠内に1時間駐車できる仕組み。府監査委員事務局によると、昨年度のパーキングチケットの手数料収入はメーター式15基を含む383基で計6億3400万円だった。一方、このうちチケット発給機50基は21年度末時点で故障して利用できず、収入を得られない状態だった。修理に必要な予算を確保できず対応が追いついていなかったという。

 府警交通規制課は「故障した発給機を長年、補修していない状態は好ましくない。優先順位を付けて対応していく」としている。
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