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石川テレビ09/26(月) 18:36
https://www.ishikawa-tv.com/news/itc/00254054

北鉄金沢駅と内灘駅を結ぶ列車。京王・井の頭線でおよそ35年、その後北陸鉄道でおよそ25年にわたって使われてきましたが、老朽化のためついにその歴史に幕を閉じました。

 引退することになったのは北陸鉄道浅野川線『8802+8812号』。24日行われた引退記念ツアーには多くの鉄道ファンが参加しました。

参加者:
「小さいころからこれを見て育ってきたので、やっぱりお別れはしたいなと思って」
「最後の最後に乗れるって本当に嬉しいです」
「地元が東京なのでずっとこの車両を使っていました」

 この列車が金沢にやってきたのは25年前。京王電鉄・井の頭線から譲り受けてオレンジの塗装に塗り替えられ、雨の日も雪の日も北鉄金沢駅と内灘駅の間を往復してきました。

 引退を記念してボディの色は井の頭線当時のアイボリーホワイトに。行き先を示す「方向幕」には渋谷と吉祥寺の文字が…。

 最後の運行を担当したのは竹村昌希さん。10年以上この列車の運転士を務め、これまで多くの人を運んできました。

竹村さん:
「安全運転に心がけて、最後、私自身も楽しもうと思います」

 アナウンスでは井の頭線の駅名を読み上げる粋なサプライズも。

<車内アナウンス>
「次は終点・吉祥寺」

 最後の運転を終えて…。

竹村さん:
「元気に走って最後まで走り抜けたかなと思います。電車が好きで最後の最後まで見守ってくれたこと、浅野川線みんなの思いとして感謝したいと思います。本当にありがとうございました」

 ツアーの最後にはつり革がプレゼントされ、参加者が大事そうに持ち帰っていました。

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