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阪神新監督に岡田彰布氏内定 〝教え子〟藤川球児SA、鳥谷敬氏、今岡真訪氏の入閣も検討


 阪神の次期監督に、元監督の岡田彰布氏(64)が内定したことが26日、分かった。レギュラーシーズン終了後に正式に発表される見通しだ。

 キャンプイン前日の1月31日に、矢野燿大監督(53)が今季限りでの退任を表明。次期監督が注目されていたが、2005年にリーグ優勝に導き、在任5年で4度のAクラス入りを果たした同氏に白羽の矢が立った。

 2023年、18年ぶりのリーグ優勝を目指す新生タイガースの指揮官が内定した。OBで元監督の岡田彰布氏。在任5年間でAクラス4度、05年にはチームを最後の優勝に導いた手腕に、V奪回を託す。

 異例ずくめで幕を開けた今年。キャンプイン前日の1月31日に、就任4年目の矢野監督が今季限りでの退任を表明した。前代未聞の状況で開幕を迎え、そこからリーグワースト記録となる9連敗。1勝15敗1分の勝率・063と、歴史的なつまずきを見せた。

 その後、巻き返してオールスター前に借金を完済したが、後半戦もなかなか勝ちきれず、17年連続のV逸が決まった。26日現在、3試合を残して66勝71敗3分の4位タイでシーズンの負け越しも決定。クライマックスシリーズ(CS)出場へ向けて、3位巨人、4位で並ぶ広島と熾烈な争いをしている。
 水面下で球団が次期監督を選定する中で、白羽の矢が立ったのが、岡田氏だ。1980年、6球団競合の末に相思相愛が実って、早大からドラフト1位で阪神に入団。1年目から新人王を獲得するなど中心選手として活躍し、85年には球団初の日本一に貢献した。95年にオリックスで引退した後は、オリックスのコーチや阪神の2軍監督などを歴任し、2003年に1軍内野守備走塁コーチへ。

 同年に星野仙一監督の下、18年ぶりのリーグ優勝を果たし、04年から阪神の第30代監督に就任した。七回に藤川球児、八回にジェフ・ウィリアムス、九回に久保田智之という勝利の方程式「JFK」を構築。05年にチームを頂点に導いた。
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