筑後川に棲む西日本随一の河童で、一族が九千匹もいたとされます。
もとは熊本に棲んでいたが、その傍若無人ぶりに怒った加藤清正に追われ、人畜に悪さをしないことを条件に、久留米・有馬公から筑後川に棲むことを許されます。
九千坊河童は有馬公に感謝し、以後、水天宮(安徳天皇を御祭神とする水の神様。 久留米市京町)の御護り役として、領民を水害から守る事を誓ったとされます。