主人公か…映画ならマイノリティレポートがあるけどあのSF作品が関係してるかと問われると…、まぁそりゃこじつけで何だって言えるが…
以下、映画のネタバレになるので注意

映画のあらすじは、まずSFによくある国民管理システムのようなものがあってそのシステムによって殺人事件数0%(0.…%のコンマ以下の分、何人かは死んでる)を達成している世の中
主人公は初めはそのシステムを完璧なものだと、ただ従っていれば良いんだと盲信していた
(こぼれるの歌詞で言えば「捉われていた」の辺り)
主人公は過去に息子を殺害されていた。それ故に、そのような殺害事件を未然に防ぐことができるこのシステムを彼は盲信しているのだ
(歌詞で言えば「いたって短い、きみ(=息子)と過ごした時間」の辺り)
主人公には時々システムから(息子殺害の件ではなく)様々な過去の事件映像を勝手に見せられることがある。気になってその見せられた過去の事件の再調査を始める
主人公に過去映像を見せていたのは、システムには絶対になくてはならない人物・アガサだった。彼女と過去映像送受信のやり取りをしつつ、再調査を進めていると、システムの不完全性が示唆されていく
(歌詞で言えば「見つけてしまう影(=過去の事件映像、そしてシステムへの疑い)だらけ」の辺りから「僕らは何度も交わし合い(=過去映像の送受信)」の辺り)
システムに疑いを持つ者は主人公の職場では彼だけであり孤立は免れないが、それはわかっていた事だし、システムを病的に盲信していた頃から、薬物にまで手を出しながら無理に維持していた居場所だったのだ
(歌詞で言えば「居場所がない」の辺り)