明日 髪を短くしてきます
月日は そっと過ぎていく
そんな時間なんて なかったよ って

温かった時間の締めくくりは
恐ろしい狂いの時間
狂と醒
そして 始まる日々の生活

誰かさんのお望み、
でも さびしい
いつか なれるのでしょうか

日々の暮らしにとりまぎれ
モジモジ恥ずかしがって 話せない
そんな日々にとりまぎれ

温かい季節は 蜃気楼のよう

あったのかもしれない
なかったのかもしれない



ち、が、う

確かにあった
先のことはわからぬが、確かにあった
お前のことを 宇宙でたった一人
見てくれた人がいた

下を向くな
胸を張れ
温かい季節を過ごしたのだ

ひとりぼっちの 痩せっぽピエロにも
錨のあった季節がある