君のセンス5段階+αで評価するよ[vol.114]
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「名推理」
書いてやるよ、お前の似顔絵
苦そうなかお、すきだったよな
だからこの夜から蠢き回る無数の視線、逃そうぜ
キャスケにケープに虫眼鏡
片眼鏡、色眼鏡、虚妄、歪恋目線も散り散りに
億の黒蟲、まっくろくろすけのごとく、
散るか、剃るか?──残るか。
あたしその目ひとつひとつに指をさして 刺して
「おまえが悪い。犯人はおまえ。
ばいばい犯罪者ども。ぼくのともだち」
と言って、
デコピン。刺し突きつづけ 先端恐怖症にたっぷり刺激と仕置き
ああ。それにしても少なすぎるよな、仕置きにしちゃぁ、よ?
これじゃ愛撫みたいなもんでは?ったくしね
それじゃあ、
さようならこの部屋。
あたしあたらしい、あたしらしい あしたに帰るね。
めがんて。ぱるぷん。めがほーり。
りれみと。めだぱに。ばにしゅです。
、 翌日よくひ、世界は滅亡。
西へ征く魔女が 器用にとおくへ運び去り
こころ からだ 『 再編成 』
ぼっちの憐れな無人島
でも
ふたりぼっち
……そうだよ
小舟に はこぶねに のって
ゆら ゆら
一方元いた室 静かに燃える
黄色い車
白い車
赤い車 が わんわん鳴き泣き次々来やり
瞳の主に熱湯を冷や水を永遠に
かけつづけましたとさ
ああ!
見えない明日に!
願った似顔絵 でっかい、目
目玉おばけの見えない人間
110人の
ストーカーのおともだち
もうぜったい
こないでね?
そしたらあたしもう 忘れてあげる
くちのなか うそぶいて
人数とおなじ 粒々をぷっしゅ
さようなら
僕の献身 迷ならごめん遊ばせと、手の腹でグイとつるをあげ、東の魔女はがははと笑った。視線の下、街が燃える。
ああ。塵のように愚かで 揺らぐ詩芯ほど うつくしい。
心の中のムスカが、口角をあげ、そののち、ふふふっと
思考の持ち主は、機嫌よさそうにカーテンを閉めた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています