モチベーションやプロセスがいい加減なままに何かが遂行されて、たまたまいい結果が出ても、それは偶然の産物で、
成功する仕組みが確立されたわけではないから、ほかの活動に適用出来ないし、あまり意味がないことだと考えること、自分もある

企業活動は利益が出続けなければ破綻するけど、安いからといって、人体に悪影響がある原材料を使い続け目先の利益を追っていると、
いずれ問題が発覚した時に企業のモラルが問われ、問題となる原材料を使っていない製品までボイコットされる可能性がある
上に立つ人は、個々の製品の損益分岐点や、事業部単体の数字などとは別に、もっと高いところから活動全体を見て判断して欲しいよな、と思う
製品だけでなく、これは人材育成や研究開発にも言えることだと思うのだけど
給料の額を抑えられる若い社員を使い捨てのように酷使し、若い間に辞めさせ、毎年大勢の新人を採用して穴を埋める、みたいなことを続けていると、
人件費は抑制出来るだろうけど、内部にノウハウが全然蓄積されず、外から優秀な人材を入れたくても優秀な人にはそっぽを向かれ、
いつまでも中身のない会社にとどまってしまうと思う

上では企業活動について書いてみたけれど、人の活動、生き方も同じだよなと思う
たまたまの成功は、むしろ自分に実力があると勘違いしてしまう原因になりかねない
成功の数は少なくても、たまたま得られたのではない本当の成功体験を、ゆっくりと積み上げていけたらいいな、と思う