>>748
なるほど、試行可能回数に制限を設けなければ、入れ子にした配列の構造解析も総当たりで可能かな?
住所(メモリ上のアドレス)とパスの組み合わせがすべてで一致していればいいわけだからね。
まあこの場合、鍵(ロックNo)はぜんぶ素数あるいは素数の積にしているから、ロック解除も基本的には総当たりなんだけど……
パスにメモリアドレスを振り分けて全体の数を増やし、時間を稼ぐ、という以上の役には立たないか。
C言語とかも含めて「配列」は、使うのに予約するメモリアドレスの占領が激しいから、やはり一般向きではないかな。

知り合いのエンジニアさんに聞いたんだけど、ひたすら計算して総当たりで探すという方法しか取れない(コンピュータの性能に依存する)素数の組み合わせが、数学系では単純だけど最強の暗号なんだってさ。
例えば銀行のクレジットカード処理をするときにサーバとのやりとりで発行されるワンタイムパスワードなんかもそう(暗証番号じゃないよ)。あれは、ものすごく大きな数の素数の掛け算なのね。2つのなのか3つのなのか4つのなのかは知らないけど。
ひたすら計算しまくるという力技でごり押しなんだけど、その組み合わせを当てるのに、量子コンピュータじゃない今のコンピュータでは解けない時間で切り替えてしまうから、他の数学パズル的な暗号よりずっと強度は高い。
(今の地上にある最強のコンピュータでどれくらいの時間で解かれてしまうか、を基準にパスを切り替える時間をきめてるらしい。)

だから、その辺二重三重の防壁があって、今わかっている最大の素数まで載っている素数表って、インターネットでは公開されていないでしょ?
素数探索プログラム自体は東京大学のパソコンサークルのサイトとかでも公開されてるけど、
整数は無限にあるから、素数も無限にある。だから、地上最強のコンピュータで次々素数を発掘していって、次々その新しいのに更新していけば、量子コンピュータが一般に出回るまではそれほど混乱は起こらないだろうけど、
その時がいつ来るかわからないから、ユーザーのパスを守れない、不安で眠れない、って言ってた。