■危険度は人それぞれ、「複合型」も多く存在

これらのタイプは、それぞれ独立して発現するわけではありません。複数のタイプの特徴を併せ持っている「複合型」も少なからず存在しています。

さらに4つの特徴がどれだけ強く表れるかは、個人によって異なります。それぞれ特徴が顕著に表出している人もいれば、少しだけその特徴を持っているという人も存在します。

つまり「危険な上司」の特徴は、人によってグラデーション状となっているわけです。

「普段はまあまあバランスがとれた人なのに、突然理不尽なことで激怒すると止まらない」「協調性がまったくないわけではないが、何か一つのことに没頭すると、周囲に目配せできなくなる」

これらのケースは、それぞれ、「激情型」や「機械型」の特徴がありながら、それほど極端ではないケースかもしれません。